福祉住環境コーディネーター検定試験に挑戦

福祉住環境コーディネーター検定試験に挑戦した記録です

生活保護の本を読みました

2017年12月24日

高齢者貧困には生活保護が欠かせないということで、「生活保護で生きちゃおう! 雨宮処凛・和久井みちる著」 を読みました。
生活保護利用者は約215万人いて、生活保護対象でも受給しないで頑張っている人はその5倍程度いるそうです。

生活保護者が医療を受けるときには、ケースワーカーに会って医療券を発行してもらってから医療機関の受付に提出するようです。

一般的に、家や車を持っていれば処分するように言われる場合もあるけれど、所有が認められる場合もある。
貯金と所持金は数万円くらい残っていても生活保護を申請出来る
高額の生命保険などに入っている場合は、解約するように言われますが、掛け金の少ない共済タイプや子供の学資保険は基準内で認められることがある。

生活保護の申請には、「生活の相談に来た」とか言い方はダメ。「生活保護の申請に来ました」とはっきり言う事が重要。
申請を受け入れてもらえない場合は「却下理由を書かれた文書をください」と伝える。

生活保護の決定は通常2週間で最長でも1か月

「自分がもらっているお金なんだから、その範囲内に何買おうと自分の自由で、お酒飲むとかパチンコするとかは不正受給じゃない
生活保護は【お世話になる】ものでなく、誰でも利用できる国民の権利 あなたも堂々と生活保護で生きちゃおう」
というのは個人的に違和感を感じました。やっぱり感謝の気持ちが大切だと思います。

生活保護を申請すると親族に、扶養調査が行きます。
扶養調査についてネットで調べてみました。
扶養調査は、親族について生活保護申請者を扶養もしくは援助できないかという調査です。
仕送りができると回答があった場合に、役所は、仕送り額の分だけ生活保護費を減額します。つまり、保護受給者にとっては何のメリットもありません。実際には扶養調査を行うことで仕送りがあったという事例はほとんどありません。
高収入だけど金銭的援助はできない、と回答があった場合でも、「生活保護を申請した妻と、婚姻中だが別居している高収入の夫」、「生活保護を申請した母子世帯の子供と、その子供の高収入の父親」、という場合でない限り、さらに調査することは無いそうです。

ちなみに支払われている保護費は約4兆円で国家予算の1割になるそうです。

2017年12月26日

路上からできる生活保護申請ガイドを読みました。

生活保護は福祉事務所で申請します。
生活保護の申請には、「生活の相談に来た」とか言い方はダメ。「生活保護の申請に来ました」とはっきり言う事が重要というのは共通した認識でした。

申請に必要な書類の記入例もあり、実際に申請を行う人には役立つと思います。

申請する時の問答集は参考になります。

生活保護の相談にいらっしゃったのですか?
申請にきました
若い人は申請できません
年齢は関係ないはずです
住所の無い人は申請できません
住所がなくても現在地の役所で申請できるはずです
働ける人は申請できません
働けるとしても収入が少ないとか仕事がみつからなくて生活に困っている場合は申請できます。
健康な人は申請できません
健康でも生活に困っていたら申請できるはずです
申請書は渡せません
それは申請権の侵害ではありませんか。渡さないのは法律違反です。
働ける人はホローワークに行って相談してください。
ハローワークには後で行きます。その前に生活保護の申請をします。
あなたは生活保護に該当しません
それは、申請してから調査の上で判断してください
今日は申請する人がたくさん来ているので明日来てもらえませんか?
今日申請しないと生活に困るので待っています
ホームレスの人は自立支援センターに入所してもらうことになっています。
私は、自立支援センターを希望しません。生活保護の申請をします。
申請してもすぐには保護できないですよ
生活に困っているので早く決定して下さい。所持金が無いので生活費の貸付けをお願いします。
あなたは昨日泊まった所は、こことは違う管轄ですからそこへ行って相談してください
申請の前の日に泊まった場所でなくても現在地のこの役所で申請できるはずです。
前に住んでいたのは○○市ですね?じゃあ、そこに行って申請すべきです。
今は住所不定なのでどこでも申請できるはずです。現在地のこの役所で申請します。
アパートにはすぐに入れませんよ。施設に入った後、様子を見させてもらってからです。
とりあえずアパート入居費用を申請して待ちますのでそれから判断してください。

2017年12月27日

「How to 生活保護  東京ソーシャルワーク編」を読みました。
制度や福祉事務所の職員の事情など、かなり詳しく書かれています。
生活保護に関する情報は、ほぼ網羅されてると思いますが、内容は難しいです。

相談・申請の時には、応対した職員の氏名と所属を確認し、説明などはメモを取りましょう。
応対に問題があると感じた場合は、厚生労働省保護課や都道府県の生活保護担当部署に連絡しましょう。
市区町村の行政オンブスパーソン制度、人権擁護委員、行政相談委員に相談するのも効果的。
広聴相談部署や人事部署に職員応対のひどさを訴えるのも効果的。
市町村長へ手紙を送るのという方法もある。

A県A市の病院に入院中のB県B市に居住地のある人のために、C県C市に住む親族がC市の福祉事務所に保護申請をする事も可能。C市を通じてB市の福祉事務所に送付してもらう。

申請時は申請書だけの提出だけでも申請は成立し、他の書類は後日用意でも可能。
福祉事務所では申請するには提出書類が不足しているので提示をするまで申請を受け付けないという場合もあるが、実際には申請を受け付けないといけないことになっている。
申請書を受け取ってくれない場合には、内容証明郵便で通常の便箋を使った申請書を郵送するのもありです。

生活保護が却下された場合は60日以内であれば都道府県知事に不服申し立てができます。

2017年12月28日

「生活保護 ヤミの北九州方式を糾す」を読みました。
10年前まで40年のあいだに北九州市で行われていた生活保護行政についてのルポタージュです。
あまりにも酷くって唖然とします。組織って目的のためには人を殺すこともいとわないって再認識しました。

個人的には生活保護を受けて、生活保護を受けないで苦しい生活をしている人より楽な生活をすることが当然の権利だというのは違和感を感じるし、「ケースワーカーに捜査権を与えて不正を許さないような保護にしたほうがよい」「生活歴を見てみると過去は自由気ままに税金も国保料も払わず好き勝手に生きてきた人間に、高齢で働けずお金がないと申請してきて何の懲罰もなく保護を認めるのは納得いかない。社会奉仕などなにか社会に還元させるようなことを強制的にさせるべきだと思う」「生活保護者は施設で生活させればよい」などは、確かにその通りだと思ったりもします。

でも、餓死や自殺に追い込むまで援助しないというのは酷すぎます。

「生活保護 ヤミの北九州方式を糾す」を読んでマスコミの強さ・影響力って改めて凄いと感じました。

餓死や自殺するくらいだったら、福祉事務所へ行って事件を起こして警察のお世話になるのもありなのかもしれません。事件が明るみになってマスコミが取り上げれば、効果はあります。1人ではマスコミが取り上げなくても、次から次へとそういう人が出てくると、必ずマスコミが取り上げることになると思います。
そこまで行かなくてもネットで担当者の実名も含めて告発すればそれなりに効果はあると思います。

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