交通事故被害における賠償請求

家族が交通事故の被害や加害の立場になった時に、損保会社と交渉した事を記録しています。

加害者が任意保険に入っていない場合の示談の執行

加害者が任意保険に加入していて、全額保険会社から支払いがある場合は、支払いについての心配はありませんが、加害者の負担がある場合で分割払いの場合は、支払いに不安が残ります。

示談金が分割払いの場合は示談書に1回でも支払いを怠った場合には残額を一括して支払わなければいけないなどの過怠約款を入れておく必要があるようです。

示談金が分割払いの場合やすぐにもらえない場合は示談書に連帯保証人をつけるのも安心で望ましいです。連帯保証人がいれば、本人が示談金を払えない場合には連帯保証人が無条件に払わなければいけないことになっています。

また示談書を公正証書にするのも有効です。示談書を公正証書にした場合、支払いを怠った場合には裁判しなくても財産の差し押さえなど強制執行ができます。
示談書を公正証書にする公証役場に行って示談書を公正証書にして欲しいと頼めばよいそうです。有料だけど5000円から2万円と、そんなに高くは無いようです。

物損についての賠償

自賠責では物損についての賠償はしません。

ただし、義歯、松葉杖、補聴器、コルセットなど身体に密着し身体の機能の一部を代行しているものは自賠責で請求できるし、制服は自賠責で請求できる可能性もあるようです。

基本的に物損については任意保険や加害者から賠償してもらうことになります。

両方の車両が壊れた場合、両方の損害を合算して過失割合によって負担を計算。被害者に過失がある場合、被害者が自分の損害を補填できないどころか、相手の損害を補償しなければいけない場合もあるようです。

物損請求するためには、物損したものを保存しておく必要があります。すぐに修理して使う必要のある物については、相手が任意保険に入っていて任意保険で賠償する場合には、任意の保険会社に連絡して現物を確認してもらい、修理の了解をとらないといけません。

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2006年7月28日

家族が自転車に乗っていて事故に遭いました。
信号の無い交差点で家族が一時停止を怠ったということです。ICUに入るほどの重大な事故でした。

2006年8月7日

医師の診断書を届けに警察に行くと、うも家族は一旦停止以外に自転車の右側通行をしていたらしいと言われました。
信号の無く道幅にそんなに差が無い交差点で自転車が一時停止を怠った場合の自転車の過失割合は40%なんですが、自転車の右側通行が加わると5%の加算になって45%になるようです。

2006年8月12日

加害者の損害保険は総合自動車保険VAPという保険で、父親が加入してるんですが、家族が他の人の自動車を運転してても、借りた先の保険を使わなくても優先的に保障するという種類のものでした。

2006年8月17日

加害者の方から電話があった時に、家族の自転車の修理の件で相談してたんですが、家族の自転車については加害者の人が保険で対応できない部分も含めて対応したいと言ってくださりました。

修理するか、新しい自転車に替えるか家族の希望を聞いて欲しいということで、希望を聞いたところ、新しい自転車にしたいということでした。

2006年8月26日

加害者の人から電話があって、自転車の修理代金を支払いたいので、自転車屋さんの見積を出して欲しいということでした。壊れた自転車の同等品の新品の代金に、壊れたオプション部品の代金を含めた仕様で良いとの事でした。

2006年8月27日

自転車屋さんに見積書を頼むにあたり、壊れた自転車を確認しておいたほうが良いということで、家族を自転車屋さんに連れて行きました。

自転車屋さんに見積書の作成をお願いしました。

2006年9月4日

自転車屋さんから見積書がきました。

自転車の修理見積がでて物損について概要が確定しました。

自転車のフレーム
自転車のVブレーキキャリパー
自転車のホイール
自転車のシフターブレーキレバー
自転車のハンドル
自転車のメーター(事故現場で紛失)
自転車のライト(事故現場で紛失)

学校の制服(病院で治療のためハサミで切断)
下着(病院で治療のためハサミで切断)
時計
ヘッドフォン
充電池4個(紛失)
MDレコーダーのリモコン
ヘルメット

2006年9月8日

加害者の人から自転車代金が振り込まれてきました。

保険会社の賠償額と修理代金の差額を送っていただいたのかと思ってたんですが、見積金額全額が振り込まれていました。

自転車屋さんの領収書が欲しいということだったので、さっそく口座から振り出しておきました。

2006年9月19日

TSマークの10万円の振込み通知が来たので、さっそくおろして家族にあげました。

加害者の保険会社から電話があって、自転車についての示談書にサインを欲しいということでした。相手方の自動車の修理代金(フロントとサイドの窓ガラスが割れて、ボディにも損傷があった)について、どうなるか聞いていないので、物損関連の損害について、はっきりしないうちは示談書にサインできないと言いました。しばらくして返事があって、加害者側の自動車の損害については、加害者側で対応してくれて、過失割合分のこっちの賠償負担分については請求しないという返事があった。

自転車の損害より、自動車の損害のほうが大きかったりすると悲惨だと思ってたので、安心しました。

2006年9月25日

日新海上火災から自転車の示談書が届いたので、必要事項を記入して送りました。

自転車以外の物損については別途話し合うという文が入っていました。

2006年10月2日

加害者の人から電話があって、保険会社から、自転車の修理代金の保険会社負担分が振り込まれたとのことでした。

2007年4月17日

日新火災海上保険から再度電話がありました。補償額を決めるにあたって、かかった(支払った)医療費とか物損の損害がどういうものがあるのか、確認したいということでした。
明日会うことになったので、今日は、日新火災海上保険に要求したい項目を整理して文書化しておこうと思います。何度も交渉するのは面倒なので、言いたい事を全部通告して後は日新火災海上保険の出方を待とうと思います。

こちらのほうの過失が大きいので医療費や慰謝料については自賠責以上のものは要求しても無理だと思うけど、物損について自賠責の補償金の範囲内で済まそうという態度に出てきたら裁判も考慮しようと思います。物損の額が、そんなに多くないので裁判しても費用のほうが大きくてメリットないんですけど、保険会社の横暴を放置しておくのは社会的にも良くないと思うし、このブログの話のネタにも面白そうなので頑張ろうと思います。
過去に、物損の補償は自賠責とは別個に考量するべきとの判例もあるようですから。

2007年4月18日

今日、日新火災海上保険と、具体的な賠償請求の相談としては初めての交渉がありました。

物損として壊れたものを提出して、その写真を撮りました。物損のものは、これで処分して良いと言ってました。

今までの経過と、かかった医療費、物損したものの価格、付き添いなどに要した労力、精神的負担の根拠、自賠責に算定できそうな項目について調べた資料を書類にしたものを提出しました。

その書類を見て、物損に関しては、自賠責保険と切り離して算定すると言ってました。

物損の被害
  ヘルメット   7140円
  制服      2835円
  下着      1500円
  MDのリモコン  6300円
  ヘッドフォン  3440円
  時計      5000円
  充電池4個   1880円

2007年12月5日

今日、日新火災海上保険から家族の損害賠償額の提案書が来ました。

物損は28095円です。これは要求通りでした。

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2007年6月26日

信号待ちで停まってたら突然追突されました。危うく前の自動車に2重衝突しそうになったけど、急ブレーキ踏んでなんとか前の自動車に追突しなくてすみました。

自動車は後ろはバンパーもハッチバックのドアもべこんと凹んでいて、後部ドアも閉まりにくい状況でした。バンパーがタイヤに接触して運転するにも問題あったのですが、自分でバンパーを変形させてなんとか動くようにしました。

自動車修理に出す工場を申告しました。
自動車工場へは損保ジャパンから代車の手配を連絡しておくということでした。代車は出来れば今週の木曜日だけもっと荷物の載るワンボックスの商用車にして欲しいと言ったら、途中でレンタカーの車種を変更することは出来ないので、どちらかの機種に統一して欲しいということでした。
修理期間が長い場合はワンボックスの商用車は面倒なので、修理工場に見てもらい、かかる修理期間を聞いてから決めるということで話がつきました。

自動車の異音が大きくて具合が悪いので自動車工場へ行ったんだけど今日はお休みでした。
仕方が無いので、明日行くことにしました。

自動車工場が休みなのを確認した後に損保ジャパンから再び電話がありました。
自動車工場が休みだったことを報告し、整形外科での事も報告しました。
代車は1ボックスの商用車を用意しておいて欲しいと言っておきました。

2007年6月27日

今日1日、異音がする自動車に運転してたんですが、夕方になって、やっと自動車会社の工場に行けました。自動車工場に行ったら、レンタカー屋にはお願いしていた車種の代車でないものが予定されていると聞いて、車種を変更してくれるよう自動車工場に言いました。どうも自動車工場関連のレンタカー屋には希望のタイプの車種がなかったようです。急遽、損保ジャパンに電話して他のレンタカー屋さんから希望のタイプの代車を用意してもらいました。保険会社の人も、自動車の車種は詳しくないようです。単に1ボックスの商用タイプの自動車(例えばライトエース)というだけなんですけど。
追突された自動車の損傷は酷いようで、かなりの日数がかかるようです。

2007年6月28日

今日は荷物が大きく、錆で汚れたものも運ばないといけなかったので、1ボックスの商用タイプの自動車を頼んだのですが、明日からは、大きな荷物や汚れたものを運ばなくても良いので小さい自動車のほうが良いと思ってました。レンタカーの会社も1ボックスの商用タイプの自動車は数が少ないのに加えて長期で借りる人が多いので、1ボックスの商用タイプの自動車は貴重で、できれば短期間にして欲しかったようです。そういう訳で、両者の都合が合致して、明日からは小さい自動車(たぶんヴィッツ)を代車に使うことになりました。

普通は、途中で自動車の車種を換えることはできないようです。

2007年7月7日

自動車の修理がやっと終わりました。
やっぱり自分の自動車は気楽で良いです。

2007年8月7日

今日、損保ジャパンから自動車の具合について問い合わせがありました。
基本的には全然問題なかったのですが、昨日、CDラジオのパネルの表示が見えなかったのに初めて気づいたのを思い出し、事故と関係あるかは分からないけど、マツダに問い合わせしてみると答えました。
確か、夜にライトを点灯するとバックライトがつくようになってたと思うのですが、確信が無いんです。でも夜になると時間がわからないので不便なんです。夜に運転することが少ないので気がつかなかったんです。

2007年8月8日

今日、マツダに行ってCDラジオのパネルの表示が見えない件を相談したら事故とは関係ないんじゃないかと言われました。そうなのかなあ?

2007年8月13日

今日、損保ジャパンから自動車の物損(修理費用とレンタカーの費用)についての示談の申し出の連絡がありました。
本来は事故で修理した自動車は、買い替えの時の査定が安くなるので、その損害まで求めるのが一般的なのですが、俊の自動車は古いし、乗り潰すつもりなので、そこまでは要求しませんでした。

2007年8月15日

損保ジャパンから損害賠償確認書が届きました。
整備工場の修理工場とレンタカー代で394128円かかっていて全額振り込むので、物損事故としての賠償については円満解決とするという内容の文書でした。

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2009年3月21日

また家族が交通事故にあいました。
自転車に乗っていて、右折しようとして後ろから来た自動車に気づかずにぶつかったそうです。
足が骨折している可能性があるということです。倒れたときにヘルメットもへこんだそうです。

2009年3月22日

加害者も交えての現場検証が行われました。
「自転車 対 自動車 針路変更に伴う事故」で過失割合は自動車80%自転車20%になるようです。
加害者の家族の方々に、破損したヘルメットと洋服、ズボン、ベルト、手袋の確認をしてもらいました。自転車は、それほど壊れてはいないようですが、前日に確認してもらっているようです。

加害者の任意保険はJAだということでした。JAは被害者に優しい保険会社なので、ちょっと安心しました。

2009年3月25日

自転車は点検して、修理が必要なところは修理するということで、自転車屋さんの店名を伝えました。

物損した衣服やヘルメットなども渡しました。

2009年4月23日

今日,高山のJA共済から電話がありました。
物損の件は高山のJA共済が担当するということでした。物損の件で衣服やヘルメットや自転車の購入価格と購入年を調べて書類に記入して欲しいということでした。壊れた自転車の写真も撮って送って欲しいとのことです。物損については減価償却も計算しないといけないということで,相手方の自動車の修理代金も過失分負担しないといけないと言われました。

前回の自転車事故でも相手方の自動車の修理費用まで負担を求められなかったので,そこまで求めるのであれば,こちらとすれば加害者に対して強硬な対応を考えざるを得ないと主張しました。

2009年4月30日

JA共済から物損損害自認書が届きました。

加害者側の自動車の物損についてのこちらの過失分の請求はしないと書かれてました。

今回の交通事故に関して、加害者側80%、こちらの過失は20%を提案するということでした。

自転車屋さんに保険会社から頼まれた写真を撮りに行ったのですが,自転車屋さんが言うには自転車はフレームが曲がってしまっているということでした。フレームは部品交換が出来ないので全損扱いになるそうです。つまり修理不能で買い替えしかないということです。

自転車は約20万円で買って1年5ヶ月たっているので、減価償却があって,そのうえ過失分20%があるので,その分は自己負担になります。つまり6万円以上を負担しないと同等の自転車は入手できません。

ところで,実は自転車の購入金がはっきりしないので,ちょっと困っています。どこかに領収書があるはずなんだけど見つからないのです。家族が言うには20万円以上はしているということなんですけど。

2009年5月7日

自転車が全損ということで,自転車の購入価格を申告しなければいけなくなったのですが,家族が詳しい価格を覚えていないということなので,自転車店で聞きに行ってきました。
領収書のコピーをJA共済に送ったということなので,自転車の価格については,自転車店から連絡済と記入しておきました。

2009年5月12日

今日,JA共済から物損についての交渉の電話がありました。
自転車は203000円で購入したのですが,全損で修理不能でした。購入して2年5ヶ月たっているのですが,5年で償却と考えて70%の査定ということでした。過失20%なので56%の賠償ということでした。つまり同じ車種を購入するときには89320円支払わなくてはいけないということです。痛い!
服やヘルメットは購入時38000円で新しいものが多かったので80%査定で過失20%で64%の賠償ということです。つまり24320円です。

後ほど,ネットで中古自動車の市場を調べてみたら,高級自転車は5年後でも1/3の価値があるようです。
5年後に33%の残存価格で計算すると67×(12×5-29)÷(12×5)+33=67.6%です。
ちなみに6年後に33%の残存価格で計算すると67×(12×6-29)÷(12×6)+33=73%です。
70%というのは妥当な線なのかもしれないなあ

2009年5月27日

今日,JA共済から電話があって,物損の件,どうですかと言われたので,先日提示の条件で良いですと返事をしました。

2009年5月29日

今日,JA共済から物損の承諾書が送られてきましたので,さっそく記入して郵送しました。

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2009年7月28日

今日,運転してたら,お年寄りが自転車で急に横断しはじめました。それほどスピードを出して無かったので余裕で停止できたのですが,停止してから時間を置いて追突されました。後ろの自動車もギリギリ止まる寸前で追突したので,ショックもなくバンパーが傷ついた程度でした。追突した人に,保険を使いますかと聞くと警察に届けたりするのが面倒だと言うので,ほんなら修理費5000円でどうですかということで,それで何も無かったことにして相手の名前も聞かずに別れました。
最近,家族に自動車を貸して,2度ぶつけられてバンパーは結構ボロボロだったし,お互いの利害が一致ということで相手も喜んでました(苦笑!)

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2009年12月05日

家族が自動車を運転していて,接触事故を起こしました。両者に怪我は無く,ちょっとボディが凹んだだけですけど。警察にもちゃんと届けたそうです。家族に自動車を貸すようになってから,自動車はあちこち凹んで見るも無残です。もう20万キロ以上走っているので,今更凹んでも痛くも痒くも無いです。

なんでも,片側2車線で左側を走っていて前にバスが停車していたので,右側に車線変更しようとしてかなり前から方向指示器を出して,ゆっくりと右側の車線に車線変更したら右側後方を走っていた相手方の自動車が避けようとして対向車線に飛び出したようです。対向車線から対面の自動車が来たので,元の車線に戻ろうといて,家族が運転していた右前のボディと相手側の左後方部のボディをこすったそうです。

こちらの自動車は,ちょっと凹んで相手の自動車は凹んでいなかったそうです(詳しい損傷は未確認)。
家族にも過失があるのは間違いないようです。

結果的に、相手側が過失割合で自己主張を貫き、2012年12月5日に示談に至らないまま時効になりました。

詳細はこちら

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2010年10月16日

今日,家族が再び追突事故を起こしました。信号待ちの自動車への追突ですが,ブレーキをかけたけど停まりきらなかったということです。ほとんど停まりがけということで,相手方のバンパーに傷がついた程度ですんだみたいです。

今回は家族の自動車でなく自分の自動車なのですが,前回の家族がした車線変更時の事故も解決してないし,1年に2度損害保険を使う(家族の自動車でも1回使っているので実質3回目)というのは具合悪いということで,相手方の自動車の損傷も少なく,こちらに1000%過失があるのは,はっきりししているのこともあり,保険を使わないで対処することにしました。
警察には事故を届けたということでした。
とりあえず早めにお詫びに行ったほうが良いということで,洋菓子を買って,家族と相手側の自宅にお詫びに行ってきました。相手側の自宅は近所でした。追突した相手側の自動車の運転者は若い女性だったのですが,父親とその女性がでられました。お詫びして,保険は使わないで家族の貯金で対応するという事を伝えました。
相手側のご家族は優しい人で,医療費や通院の休業補償や修理代や代車のレンタカー代などがかかたりすると高額になるので,保険を使ったほうが良いですよと言ってくれました。でも,今年に入って2度目の事故なので1年に2度の事故を保険で対応すると,更新に不具合が出るのと,家族に強く反省させるためにも,家族の責任として個人的に対応したいと伝えると,そのあたりの事情を理解していただいて,それほどの負担にならないよう配慮すると言ってくれました。
最初は医療機関の受診もしないと言ってくれたのですが,そこまでは甘えられないので,心配無いよう検査はしていただいたほうが良いと伝えました。
今日は土曜日ということもあり,今日,明日と様子を見て月曜日に検査してくるということでした。
偶然なのですが,家族の仕事関係で相手側の父親は家族のことを知っていたそうです。

今後,相手方の健康上の問題によっては,保険を使わなければいけない状況になるので,保険会社に事故があった事を連絡して,基本的には保険を使わないつもりであると伝え受付だけしておきました。

物損はたいした事がないので,もし医療的な面や慰謝料などで保険を使う必要のある事態になったら,任意保険は使わずに,自賠責保険会社に直接請求しようと思います。

家族には,必要最低限の時以外の運転を禁止するように言っておきました。

2010年10月24日

追突された人が家族の職場に寄られたようで,自動車の修理代金の見積は10万円まではしなかったということでした。

昨日,家族が電話で被害者に身体の状況を聞いた所,大丈夫ということでした。医療機関での受診はしなかったようです。
自動車の修理代金は9万6千円程度だということでした。バンパーが交換になったようです。傷だけだったのですが,ボディが凹むよりも高くつきました。
それでも,被害者のほうでも費用が高額にならないように気を使ってくれたようです。

2010年10月28日

家族の追突事故に関して、自分が加入している損保会社から請求書が届きました。
自動車の修理代金が95710円,レンタカー代金が8400円で総額104110円でした。レンタカー会社と修理業者のおのおのに振込みにということになります。

2010年10月29日

振り込みました。

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2011年8月24日

お昼ごろ,家から電話があって,家族が朝の出勤時に交通事故を起したということでした。
交差点の事故で自動車は全損で両者とも救急車で運ばれたということでした。
自動車は,ぐちゃぐちゃというほどでもないですがドアのところまで変形してエンジンもかからないということなので相当強く衝突したことを伺わせます。
家族を起させて事故の状況を聞くと,赤信号に気づくのが遅れて交差点前でブレーキを踏んだけれど,間に合わず交差点に入ってしまい相手側の自動車の側面助手席から衝突したとの事でした。

被害者の住所を住宅地図で調べて,菓子折りを持って2人で謝罪に行きました。相手方には被害者の夫だけがいて,とりあえず謝罪してきました。被害者が病院に検査に行っているということだったので夜に改めて謝罪に行くことにしました。

夜に,妻と家族と自分と3人で謝罪に行きました。その時は被害者もいたのですが,優しそうな人でした。

警察から,明日の午後に実況見分が行われるという連絡があったようです。
家族は自動車が無くなったので,自分が実況見分に連れて行かなければいけません。
家族の会社への通勤も自分が送迎しなければいけないようです。

2011年8月25日

今日は現場検証がありました。一緒に同行しました。

2011年9月1日

今日,警察で人身事故としての事情聴取がありました。人身事故になったので免許停止は確定で送られてくる通知書の指示に従うようにと言われたそうです。
2時間の事情聴取だったようです。

2011年9月20日

被害者の様子が気になっていたので三井ダイレクトに聞いたのです

自動車の物損のほうが難航しているそうです。被害者の自動車が10年以上たっているのですが,修理すると50万円くらいかかるそうです。でも自動車の価値が低いので全損扱いになるということのようです。全損ということになると10万円くらいしか出ないということなんです。
10万円では替りの自動車を購入できるはずもなく納得できないのも尤もです。今まで運転できた自動車があったのに,自分に過失が無く自動車をぶつけられて,運転できる自動車がなくなって,運転できる自動車を購入できるお金がもらえないというのでは納得できるはずがないです。本当に迷惑な話で申し訳ないです。

三井ダイレクトはネット損保ですが,被害者へは代理店の人が交渉にあたっているということでした。

2011年11月2日

三井ダイレクトから交通事故の物損関係の賠償についてお互いの合意が得られて賠償が解決したとの手紙が届きました。
自動車についての賠償は増額は無く10万円程度だったようです。レッカー車代(10000円)と代車(75000円)の費用は同じ自動車会社からの請求でした。

2011年11月24日

今日、三井ダイレクトから賠償について示談が成立した旨の手紙が届きました。
休業損害と慰謝料を含めて13万円程度でした。医療費は三井ダイレクトが別途支払っている(最終的には自賠責保険が負担)のですけど。
前回の物損と合計しても、とても希望の中古車を購入できるほどの金額ではないと思うので、大変な迷惑をかけたと思います。
家族には2度と交通事故を起こさないようにきつく言っておかなければと思います。

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2012年9月30日

家族から追突事故を起こしました。

今の所、被害者の身体については問題なさそということで安心しました。警察と任意の自動車保険会社に電話を入れたというので感心しました。
家族には、修理代など賠償金がそれほど高くなければ自分で支払いなさいと伝えました。近日中に被害者に改めてお詫びに行かないといけないと伝えました。

家族が自宅に帰って事情を聞いてみると、ぼーっとしていて、ブレーキをかけて止まりがけの時にこつんとぶつかったそうです。自分の自動車に傷はほとんど無かったということです。
被害者の自動車にはご夫婦と5歳の子供が乗っていたそうです。

2012年10月1日

菓子折りをもって被害者の自宅に家族と一緒にお詫びに行ってきました。19:00だったのですが留守だったので、名刺にメッサージを書いて置いてきました。
20:00に電話をかけたのですがつながらず20:30に再び電話をしたらつながったのでお詫びに行く旨を伝えて再訪しました。
お詫びをして、奥さんの様子を聞くと医療機関に行って湿布をもらってきたとのことでした。自動車を見ると2箇所に凹みがありました。

2012年10月12日

今日、ひょうんなことで被害者の人と会う機会があって、奥さんはもう一回通院して治療は終わる見通しだそうで、人身事故にはならないようだということでした。
忙しくて自動車のほうは修理に出してないとのことでした。

2012年10月22日

損保会社から電話があって、賠償費用は総額で25万円以上かかりそうだということでした。
家族に支払わせるのはやめて、保険で対応してもらうことにしました。

2012年10月25日

損保会社から交通事故証明書(人身事故)取得不能理由書が届きました。
警察では物損事故扱いだったけど、被害者の治療費がかかったというので必要になった書類のようです。

2012年10月29日

損保会社から自動車共済事故解決の書類が来ました。
対物賠償共済金(かかった総額)は26万円ほどでした。


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2012年11月26日

家族から交差点で事故を起こしました。
交差点で右折した時に衝突したということですが、信号が右折の矢印表示している時に衝突したと言うことでした。
両者に怪我は無かったようですが、家族の自動車は自走できなくレッカー車で運ばれたそうです。

修理すると30万円程度かかるとの事で、年季のあった自動車という事もあり、廃車する事にしました。修理費より、同等な自動車を入手するほうが安くつく状況でした。

相手側の自動車の損傷は、それほど大きくないそうですが比較的新しくて高級な自動車なので修理費は50万円程度でした。

相手側もこちら側同様、車両保険に入っていなかったので、どちらにせよ、保険で示談が成立しても、お互い自分の自動車の賠償額の自己責任分は負担しないといけません。

信号については両者の主張が違っていて、家族は信号が右折の矢印表示している時に右折したと言っていますが、相手は信号は黄色だったと言っていました。
相手側(直進車)が派出所の駐車場前に進行方向と逆向きに停まっていて、スピンしてそういう状況になったそうです。その状況からして相手側(直進車)がかなりの速度で交差点に入ったことは間違いないですし、その状況で信号が右折の矢印表示してない時に右折するなんて考えられません。

相手側の修理の方がこちら側の修理費より70%程度高いので、こちらが有利な過失割合で示談になったとしても、それほどメリットはありません。しかも確実に等級は下がります。

相手側の損保会社が過失5対5で話をまとめたいと主張しているので、その場合、こちらの損保会社が支払う金額は25万円。自分が受けとる金額は15万円です。
自分が15万円受け取って、等級が3つ下がったら、かなりの損です。示談はありえません。

最悪でも、仮に7:3だとしたら、こちらの損保会社が支払う金額は144000円、自分が受けとる金額は21万円です。
この場合は示談に応じて、144000円を自分で支払って、こちらの損保会社を使わないほうが有利です。

8:2としたら、こちらの損保会社が支払う金額は96000円、自分が受け取る金額は24万円です。
この場合は示談に応じて、96000円を自分で支払って、こちらの損保会社を使わなければ、かなりメリットがあります。
ただ、目撃者がいないので裁判をしても、8:2は難しいと思われます。

相手側の損保会社が過失5対5で話をまとめたいと主張し、結局、事故の信号の件と過失割合についての意見の食い違いを埋められず、2015年11月27日に時効を迎えました。

詳細はこちら

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2013年9月28日

家族が追突事故を起こしました。ほとんど止まりがけにぶつかったので、そんなに大きな衝撃はなかったようです。

こちら側の自動車は、フロントの上のほうに穴が開いたのですがそれほど凹んでいません。
相手側はタクシーで、バンパーの破損だけだと言うのですが実際には見ていないのでわかりません。警察と保険会社に連絡はしたそうです。

共済系の自動車保険に入っていました。

2013年10月7日

自動車共済金支払い請求書が届きました。
この事故について共済保険を使いますという申込書みたいなものです。
保険会社から、相手側の自動車の修理費と自動車が使えなかった期間の休業補償費が合計で14万円くらいで、その分だけ先に示談したいという連絡がありました。

任意保険の担当者と、直接に話をして、それくらいなら保険を使わないで、自費で支払う事を提案しました。

相手側は通院しているので、その他に治療費と慰謝料がかかるということでした。ただ、その分は、治療費と慰謝料の総額が120万円までなら自賠責保険で対応できるので、それで収まれば任意保険での負担はないので、相手側の自動車の修理費と自動車が使えなかった期間の休業補償費を自己負担すれば、等級の減少は無いということでした。

相手がタクシーだということで、一抹の不安はありますが、一応、任意保険は使わないという方向で対応していただくことにしました。
仮に、治療費と慰謝料の総額が120万円超えて、実際の負担が想定外に大きくなった場合は、自己負担した相手側の自動車の修理費と自動車が使えなかった期間の休業補償費を含めて任意保険で対応してもらうことも可能だということでした。

とりあえず自動車共済金支払い請求書は速めに送って欲しいということだったので、早急に送るよう指示しました。

2013年10月15日

先週、共済の損保会社から、自動車共済金取下げ書と示談書が送られてきました。
自動車共済金取下げ書は保険を使わないで自分で支払いをしますという内容の書類です。
示談書は被害者に修理額約10万円と休車損害費用24000円を支払いますという内容の承諾書で振込先が記入されていました。
さっそく賠償金を振り込みました。
残りは自賠責保険でまかなわれる医療費と慰謝料の問題だけです。

自賠責保険で賄われる賠償金は、損保会社の等級に影響ないということを知っていれば、過去にもっと有利な対応ができたのにと後悔する事例がいくつかありました。結構損してるなあと思います。こういう事は知っているのと知らないのでは大きな違いです

2013年10月30日

損保会社から人身事故の損害賠償に関する承諾書が送られてきました。
結局、損害賠償(慰謝料)が11万円程度と治療費の実費で示談になったということのようです。
損害賠償(慰謝料)の11万円程度と治療費の実費は自賠責保険から支払われるので、任意の損保会社の等級は下がらないということです。

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2020年1月6日

友人が交通事故にあいました。

軽自動車を運転していた若い女性が、コンビニに目をとられて、わき見運転でスピードを落とさずに友人の運転する自転車に追突したという事です。相手の過失100%は確定です。過失割合について争われることはないと思われます。
救急車で運ばれたという事で、あばら骨3本と鎖骨が折れたそうです。

今回の事故の主な対物補償は、高級自転車の全損、高級時計の破損、衣類の破損のようです。

2020年2月10日

保険会社から、壊れた高級自転車の対物補償について、購入して2か月たっているので、全額は補償できないと言われたそうです。2か月分の償却分を差し引かれるとのことです。差し引かれる分は、慰謝料で考慮するのでご了承してくださいとのことでした。

高級時計の破損は修理費が全額補償になったそうです。

慰謝料について

慰謝料は自賠責保険においても、入院などの医療費の積極損害の限度額120万円とは別に請求できます。入院期間(自賠責では1日4200円)と週2回以上の通院の場合は通院の期間も対象になります。
ただし、その時の状況や怪我の内容によって変わるので、絶対という基準ではないようです。

基本的には慰謝料は自賠責基準の他に弁護士基準というものがあって、弁護士基準については、入院期間と通院期間によっての賠償額が公表されています。

通院期間が長期化し、通院頻度が1ヶ月に2から3回程度の割合にも達しない場合、あるいは通院は続けているものの治療というより検査、治療経過の観察のためなどの場合には修正通院期間を求め、一般的に実日数の3.5倍を通院期間として通院慰謝料を計算するようです。

被害者が死にいたる場合、もしくは近親者がそれに匹敵する精神的苦痛を受けた場合、近親者固有の権利として慰謝料を請求できるようです。

慰謝料について入試直前の時期に受傷することの精神的苦痛なども認められることがあります。

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2006年8月6日

2006年7月28日に家族が自転車に乗っていた途中にあった交通事故について、日新火災海上保険から家族の損害賠償額の提案書が来ました。

日新火災海上保険の提案書について

治療費は19年3月8日までの分しか算定されていませんでした。最終的に19年8月まで医療機関にかかっているので、意図的かうっかりかはわかりませんが、明らかにおかしいです。

障害慰謝料は入院期間と通院数に基づいた算定なので検討に値しないのですが、基本額が328200円で、その他の条件を勘案し50%増で492300円と提示されています。

それらの総額に当方の過失45%が差し引かれるので0.55をかけた金額が賠償額になります。

その賠償額から保険会社が立て替えた治療費を差し引いた金額が保険会社が当方に支払われることになります。

とりあえずは最終的に19年8月まで医療機関にかかっているのでそれまでの通院数や治療期間に基づいて治療費、障害慰謝料を算定しなおして貰って、その上で、後遺症慰謝料の増額を求めないといけません。

2007年12月6日

日新火災海上保険からの家族の損害賠償額の提案書について、納得できない点について担当者宛にFAXを送っておきました。

損害賠償額のご案内書をうけとりました。
治療費は19年3月8日までの分しか算定されていませんでしたが実際には、平成19年8月9日210円、平成19年8月13日1410円の通院があり治療期間は13ヶ月弱になっております。
そういう訳で、治療費及び障害慰謝料の算定に誤りがあると思います。

ちなみに文書料は自賠責保険会社が実費を支払うものなので、賠償額から差し引かれる類の費用では無いと思われます。また治療費についても自賠責保険会社が実費を支払う類の費用ではないかと思いますが、いかがなのでしょうか?

2007年12月10日

今日、日新火災海上保険から電話がありました。FAXの内容についての確認です。

後遺症慰謝料について、弁護士基準での金額を要求したのですが、日新火災海上保険としては提示できる金額ではないと言ってました。
どうしても、その金額に拘るのであれば、日新火災海上保険としては示談金額の提示しても無駄なので示談交渉を続けられないと言ってました。

改めて慰謝料の算定をしなおすということでした。

2007年12月15日

今日、日新火災海上保険から家族の後遺症が確定してから2度目の損害賠償額提案書が来ました。

障害慰謝料は基本額が328200円から390000円に増額され、その他の条件を勘案し50%増で

492300円から585000円と92700円増額されています。

後遺症の慰謝料も含めて、提示された金額では示談できないと返事することにしました。

日弁連交通事故相談センターで相談にのっていただいて、最終的に要求する事を決めて、その上で交通事故紛争処理センターに調停をお願いしようと思います。

2007年12月25日

日新火災海上保険の提示額が安いと思われるので、親戚の弁護士に相談しました。

1.慰謝料の本質は、被害者又は遺族の精神的苦痛に対して、金銭によって満足を与えようとするものです。そして、被害者の財産的損害の立証が不十分な場合や、被害者の財産的損害の算定が技術上困難な場合に、慰謝料を増額することによりこれらを補完することがあります。
 したがって、何らかの理由で被害者に対する財産的損害賠償額が低い額になった場合には、慰謝料が増額される場合があります。それですから慰謝料額の算定は、事案ごとに異なることになります。

2.それでも慰謝料の算定については一応の基準を定める必要があります。そのために作成されたのが入通院慰謝料の算定基準です。実務はこの算定基準を採用して慰謝料額を決定しているようです。
この事案については後遺症の等級が13級2号という重い障害であったことと治療方法が無かったために入院を続けることができず約13ヶ月間にわたって通院治療をせざるを得なかったことなどを諸般の事情を考慮しますと、上記算定基準によれば、少なくとも100万円の通入院慰謝料を請求できるのではないかと思います。

障害慰謝料58万5千円との算定は、入院期間が15日間ということを重視し、治療方法がなかったので入院・通院を続けることができなかった事情を軽視し上記のような重症であったことを十分に斟酌しなかったことによるものと思われます。

電話でも話したのですが、両親の精神的な慰謝料も、同額程度請求できるということです。
両親がおのおの20から30万円請求できるということでした。

2008年1月18日

今日、交通事故紛争センターでの相談に行ってきました。

2008年2月6日

今日、交通事故紛争センターの弁護士の先生から連絡が入って、損害保険会社との交渉の結果を聞きました。明細は不明ですが総額で10%増えていました。
逸失利益については最初から争っていなかったので、それを省けば、2倍近くに増えていました。
了承する事にしました。

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2007年6月26日

信号待ちで停まってたら突然追突されました。危うく前の自動車に2重衝突しそうになったけど、急ブレーキ踏んでなんとか前の自動車に追突しなくてすみました。

2007年9月21日

総治療期間 36日  通院日数 7日で 障害慰謝料 7万円
通院費が8km×15円×6日 + 12km×15円×1日  900円
総額70900円

ということでした。自賠責保険だと通院1日8400円なのですが上記の算定だと通院1日10000円で
ほとんど変わりません。
通院や治療について、その時間仕事に影響出た事とかは全く考慮されていません。

2007年9月25日

今日、損保ジャパンから電話があって、慰謝料の提案について、どうですかと聞かれたので、自賠責保険の慰謝料とほとんど変わりませんねって答えました。医療機関に通うにあたり仕事の時間を削って行ってるし、事故当日も予定してた仕事ができなく、加賀の警察にも2回も行かなくてはいけなくて随分負担がかかってるけど、そういうのは全然考慮されてないんですねって言ったら、改めて検討しなおして新たな提案をだしますということでした。
保険会社って、最初は、これで決まれば儲け物みたいな提案しかしてこないんですよね。保険会社も最初の提案で決まるとは思っていにみたい。
それでしばらくたって、また電話がかかってきて最初慰謝料7万円って言ってたのが10万円でどうですかという提案をしてきました。
一応、考えておきますと答えておきました。まあ10万円でもいいんですけど、別に急いで決めなくてもいいし。

2007年10月15日

今日、損保ジャパンから電話がありました。相変わらずのんびりした対応です。
賠償金について検討していただきましたか? って言うんで、そんなに検討してないけど金額については特に不満はないって言ったんですが、賠償額の算定表(通院がどれだけで、どれだけの期間かかった時の賠償額を算定する表)があれば欲しいと言ったら、算定表があるので送りますということでした。
楽しみです。
そういう訳で、追突の示談への話し合いはもう終わりそうです。

2007年10月20日

今日、損保ジャパンから電話がありました。相変わらずのんびりした対応です。
賠償金について検討していただきましたか? って言うんで、そんなに検討してないけど金額については特に不満はないって言ったんですが、賠償額の算定表(通院がどれだけで、どれだけの期間かかった時の賠償額を算定する表)があれば欲しいと言ったら、算定表があるので送りますということでした。
楽しみです。
そういう訳で、追突の示談への話し合いはもう終わりそうです。

2007年10月20日

任意損害保険会社の障害による精神的損害額表がきました。精神的損害額表は隔日通院の場合のものです。

日弁連交通事故相談センター基準の入・通院慰謝料表の最低額に0.8をかけた金額が、任意損害保険会社の障害による精神的損害額に近くなっています。
任意損害保険会社の障害による精神的損害額表によると2ヶ月通院は256000円で、今回の場合は通院期間が36日なので256000×36/60で慰謝料は151200円になります。
ここで通院期間に何度通院したかが算定に影響するのですが、通院期間内に毎日通院しても半分までしか算定されません。つまり通院期間36日の1/2の18日以上通院した場合は一律151200円になります。
今回通院期間が7日だったので151200×7/18で58777円ということになります。
ちなみに自賠責保険(強制保険)は4200×7×2で58800円です。
任意損害保険会社の慰謝料が自賠責保険(強制保険)より少額になることはないので58800円が任意損害保険会社が提示する最低額と言うことになります。
一般的には、それに加えて仕事に影響があったとか、いろんな要素によって加算されていきます。

今回の例で検証すると最初の慰謝料提示額は70000円で2回目の提示は100000円でした。任意損害保険会社の障害による精神的損害額表だけを見ると高いようにみえます。

日弁連交通事故相談センター基準の入・通院慰謝料表によると2ヶ月通院の場合は3100000から570000円になっています。日弁連交通事故相談センター基準の入・通院慰謝料表は1週間に少なくとも2日程度の通院を基本にした金額です。

最低額の310000円を基準として計算すると、通院期間は36日なので310000×36/60で186000円になります。1週間に2日程度の通院を基本にしているので186000×7/(36×2/7)で126583円になります。
最高額の570000円を基準として計算すると、通院期間は36日なので570000×36/60で342000円になります。1週間に2日程度の通院を基本にしているので342000×7/(36×2/7)で232750円になります。

日弁連交通事故相談センター基準で計算すると126000から232000円になるので100000円という提示額は安いといえます。

2007年10月23日

今日、損保ジャパンの人が尋ねてきました。
一応、日弁連交通事故相談センター基準で計算すると126000から232000円になるので100000円という提示額は安いという考え方もあるけど、どう思いますか?って聞いてみました。
確かに126000から232000円というのは、ある意味妥当な額であるけど、一担当者の裁量で提示できる金額ではないですし、交通事故紛争処理センターとかに持ち込まれたときにでる金額だと言ってました。そしたら交通事故紛争処理センターに相談すれば良いのでしょうか?って聞いたら、そうですね、交通事故紛争処理センターを通して話をすれば、126000円まではいかない可能性もあるけど(126000円より高額になることもある)多少の上乗せがあるかもしれないって言ってました。
交通事故紛争処理センターに相談したからといっても訴訟とかそういうのに直接結びつかないし、保険会社と被害者の主張を調整するものだということなので、交通事故紛争処理センターに相談するということにしました。
せっかく、こういうブログを立ち上げたんだから、いろんな事を経験するのも良いかなと思うし。
ただ、これから家族の賠償請求の件もあるので、短期間で別の件で2度も相談するっていうのは本当は得策ではないような気もするんですけど・・・・
まあ、何事も経験です。

2007年10月28日

損保ジャパンから交通事故紛争処理センターへ相談することを勧められてたので、追突されてから今までの経過や主張したいことをまとめて文書化しました。

2007年11月5日

今日、交通事故紛争処理センターへ電話しました。それで電話で相談予約できるというので予約しました。結構相談予約が入っているので、最初3週間後の火曜日はどうですかと言われたので、出来れば木曜日か金曜日でお願いしますというと希望の曜日で日程を決めていただけました。

交通事故の日と、自分の住所、氏名、電話番号、自動車の所有者、損害保険会社と担当者名を聞かれました。それから物損と後遺症の有無、治療は終わったかについても聞かれました。それで事故証明書、事故状況図、損害保険会社からの提示額の書類を前もってFAXしてほしいと言われました。
事故証明書、事故状況図は持ってないので、損害保険会社からFAXしてもらえば良いですかと聞いたら、それで良いですよということでした。駐車場は無いので、自動車で来る場合は駐車場は自分で確保して欲しいと言われました。
損保ジャパンの担当者に電話したら今日はお休みだというので、交通事故紛争処理センターへ事故証明書、事故状況図をFAXして欲しいという内容の書面を損保ジャパンにFAXしておきました。
損害保険会社からの提示額の書類2通と、ついでに今までの経緯を文書化したものも一緒に交通事故紛争処理センターへFAXしました。

2007年11月6日

今日、交通事故紛争処理センターから書類が郵送されてきました。地図と案内書(日程と用意するものの説明)と利用申込書(当日提出)と交通事故紛争処理センターの利用規定の説明書が入っていました。
交通事故紛争処理センターというのは財団法人が運営してるので完全な公の組織というわけではなく主として自賠責保険の運用益で運営されているようです。
交通事故紛争処理センターでの相談について相談は無料で弁護士が担当するようですが、個別事案のあっ旋手続等の内容を録音または撮影したり、センターの承認なく個別事案についてあっ旋手続等の内容をインターネットその他の方法で公表する事はできないなどの制約があるようです。
内容をインターネットで公表していけない理由は今度聞いてこようと思います。

今日、損保ジャパンから事故証明書、事故状況図をFAXしましたとの報告がありました。

2007年11月22日

今日、交通事故紛争処理センターへ行ってきました。
遅れないように早めに行きました。最初、交通事故紛争処理センターを提出し、交通事故紛争処理センターでの相談の仕組みについて説明をうけました。
交通事故紛争処理センター金沢は名古屋の出先機関という事です。
交通事故紛争処理センター金沢での調停案に納得できない場合には、今度は相談者と保険会社両者で名古屋の交通事故紛争処理センターで弁護士や有識者など3人を加えての調停が行われるそうです。名古屋の調停に対しては相談者は拒否することが出来るけど、保険会社は拒否することができないそうです。但し、名古屋の調停に対し相談者が拒否した場合は交通事故紛争処理センターでの調停は終了し、裁判で決着するしかなくなるそうです。名古屋での調停案が必ずしも金沢での調停案より賠償額が高いということではなくて、名古屋での調停案が出た後で金沢での調停案のほうが賠償額が高いという結果になっても金沢での調停案での調停を求めることは出来ないそうです。
弁護士が20分ほど遅刻して、交通事故紛争処理センター金沢へ来たのですが、最初に交通事故紛争処理センターの職員が弁護士に今回の事故についての概要を説明して、その後に相談という事になりました。
弁護士から医師の診断書はありませんかと聞かれたのですが、医師の診断書は保険会社は持っているけど自分は持っていない旨説明しました。医師の診断書は交通事故紛争処理センターから事前に提出する事を求められなかったし用意してなかったのですが、交通事故紛争処理センターに相談する際には保険会社からコピーを貰っておく方が良いようです。
その後、保険会社の査定について、どの部分が納得できないかを聞かれまして、簡潔に説明しました。
前もって、今までの経過と、こちらの言い分を書類化して提出してあったので説明はあっという間に終わりました。
個別事案についてあっ旋手続等の内容をインターネットその他の方法で公表する事はできないということなので具体的には書けないのですが、弁護士は中立の立場(どちらかと言うと相談者側の立場)で相談にのっていただけました。基本的に日弁連交通事故相談センターが編集した「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」(赤本)を元に賠償額が妥当かどうかを判断するようです。
相談は10分余りで終了しました。弁護士は日弁連交通事故相談センターが編集した「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」(赤本)から妥当な額を算定して、損保保険会社の担当者を呼び出し、保険会社の言い分も聞いたうえで最終的な賠償調停額を決めるようです。交渉の結果の賠償調停額は連絡していただけるそうです。その調停案に自分が納得できれば、最終的に示談書を作成して捺印するところまで交通事故紛争処理センターで面倒見てくれるようです。

ちなみに交通事故紛争処理センターでは5人の嘱託弁護士が所属しているそうです。今日は午後は自分が最初の相談者で、同じ時間の相談者はいませんでした。
想像するに、所属した嘱託弁護士が相談できる日時を交通事故紛争処理センターに登録し、その日時に相談者を割り振るようです。

2007年12月6日

今日、交通事故紛争処理センターから連絡がありました。交通事故紛争処理センターと損保ジャパンとの交渉の結果の示談の提案額が決まったというものでした。
示談の提案額は弁護士の先生が最低でもこれぐらいと言ってた金額よりかなり低い金額でした。それでも損保ジャパンが提示してた最終額の約1.5倍の金額でした.
損保ジャパンが提示してた額と、弁護士の先生が最低額と言ってた額の中間くらいの額でしたが、自分が計算して、これくらいが一般的かなと思ってた金額とほぼ同じだったので、妥当な金額なのだと思います。
もともと、提案される示談の額に異議を唱えるつもりが無かったので、それでよろしいですということで返事しました。
交通事故紛争処理センターの方で示談書を用意して、送ってくるとのことです。

2007年12月8日

交通事故紛争処理センターから示談書が郵送されてきました。
住所、氏名や振込先の口座番号とか記入して捺印のうえ返送することになっています。
示談書に弁護士の署名を入れて再び送られてくるそうです。
さっそく必要事項を記入し返送しました。

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2010年11月5日

2009年3月21日に自転車に乗っていて、右折しようとして後ろから来た自動車に気づかずにぶつかった事故について,JA共済の担当者が来ました。

後遺症以外の慰謝料が747600円(4200円×実治療日数89日×2)ということで,あまりにも低い額でびっくりしました。最初の症状固定による診療打ち切りまでの実治療日数だけで計算してきたようです。
日本弁護士基準の2ヶ月入院分だけの慰謝料101万円にも及びません。
今日は,こちらの考える慰謝料についても伝えました。
入院2ヶ月,通院17ヶ月として弁護士基準での慰謝料と仕事が出来なかった期間が11ヶ月なので,その期間のアルバイトした時の賃金分の賠償を要求しました。。
日本弁護士基準での算定ということでの話になってくると,間に弁護士が入ってこないと出せない金額になりますとJA共済の担当者が言うので,交通事故紛争処理センターでも,日本弁護士基準での算定で対応してくれると答えました。
交通事故紛争処理センターでも間に弁護士が入るので大丈夫ですよということでした。

こちらのほうで通院に支払った分の領収書も渡しました。

今回も交通事故紛争処理センターのお世話にならないといけないようです。

2010年12月2日

今日,JA共済の担当者の担当者が来ました。
前回,来たときに要求した賠償額を元に再提示ということです。
前回要求した時には,途中に治療のブランクがあった事を考慮せずに算定したのですが,通院が長期にわたり途中に治療のブランクがあった場合は,不規則となるので実通院日数の3.5倍を慰謝料算定のための通院期間の目安にするという条項があるということでした。
それに医師より後遺症との診断があって診断書が出た段階で症状固定になるので,それ以降の通院は,後遺症障害についての慰謝料で対応するということです。
つまり通常の慰謝料は,後遺症障害についての診断書が出る前の通院だけが算定の対象になるということです。
結果的に41日×3.5が実際の通院期間となるそうです。
そうすると入院2ヶ月通院4~5ヶ月で計算するということです。
その条件で弁護士基準に基づいて算定した額がJA共済の提示額でした。

それに加えて労働できなかった期間の就労遅延分の賠償額が全額認められました。

この賠償額は,現時点で示談に応じた場合での賠償額の提示で交通事故紛争センターなどで相談した場合は無効だということでした。

JA共済の担当者が言うことは,全て納得できる事であったし,その上で,こちらの言い分はすべて受け入れてくれたので,その場で捺印しました。JA共済さんは優しいです。

損保会社との示談がすべてではない

交通事故の賠償について、必ずしも損保会社の言う通りに示談ですまさなければならないと言う訳でも無いようです。

一般的に保険会社の提示する賠償額は日弁連交通事故センターの損害賠償額の支払い基準(実際に裁判で決着する賠償額)よりも、かなり安いそうです。

保険会社の提示する賠償額に納得できない場合は、下記の機関で無料で相談することも出来るようです。
日弁連交通事故相談センター
(金沢市丸の内7-2 弁護士会内 221-0242 法律や賠償額について)
県・市などの法律相談所
(一般的な相談で最初に相談するのに適している)
交通事故紛争処理センター
(金沢市本町2-11-7 金沢フコク生命駅前ビル12階 234-6650 弁護士による事故相談、示談の斡旋、数ヶ月の待ち期間が必要な場合もあり、保険会社を対象に審査できる唯一の機関、県・市などの法律相談所である程度事故の概要や問題点を把握して資料を揃えてから利用するのが良い。具体的な紛争が生じた後の相談であることが前提)
自動車保険請求相談センター
(金沢市高岡町2-37 三栄ビル8F 232-0214 保険関係の手続き、損害保険の苦情処理及び解決の斡旋)
日本損害保険協会「そんがいほけん相談室」
(金沢 221-1149)


示談が難航して審査が必要になると予想される場合は交通事故紛争処理センターが向いているそうです。
特に後遺症の賠償額については自賠責保険の基準額と日弁連の基準では3倍もの開きがあるので注意が必要のようです。自賠責保険の額と一般的な相場の額との差額は任意保険や加害者の負担になりますが、後遺症がある場合は弁護士に相談するか交通事故紛争処理センターなどに相談したほうが良いようです。
相談時間は30分程度で費用は無料です。

弁護士に相談する場合は、30分5000円程度のようです。

その他に、60万円以下の金銭請求については、小額訴訟という裁判にかかる費用が少なくてすむ制度もあるようです。

損害賠償の示談の開始は入院している場合は退院後、後遺症が出そうな場合は、後遺症害等級の認定が出てからが一般的で、示談成立後は内容に変更は出来ないそうです。
但し予想できない後遺症が出てきた場合には後遺症についての賠償請求は可能です。

示談交渉の損害賠償の請求権の時効は3年だそうです。但し保険会社に対する保険金の請求の時効は2年なので注意が必要です。保険会社に対する保険金の請求の時効について申請すれば延長が可能のようです。

示談で話がつかない場合は、調停や訴訟に持ち込む事ができます。
調停は簡易裁判所で申し込みます。
裁判は損害賠償が140万円以下は簡易裁判所、140万円を越える場合は地方裁判所です。
交通事故の賠償請求については、裁判所での訴訟は賠償請求額90万円未満の場合は簡易裁判所、賠償請求額90万円以上の場合は地方裁判所です。
相手が弁護士をたててきたら、示談しないで調停にもちこむという選択もあります。

裁判をする場合、裁判費用と弁護士費用がかかります。判決によっては弁護士の費用を加害者側に請求できる場合もありますが一般的に保険会社・加害者側の提示金額と被害者側の要求額に200万円以上の差がある場合には弁護士を頼んで裁判をするメリットがあるそうです。
後遺症が認定された場合は、弁護士に依頼するのが絶対に有利です。
一般的には賠償額の10%程度が弁護士費用として認められて加害者側に賠償してもらえるそうです。この場合の弁護士費用を求めることができるのは被害者側だけで保険会社から保険会社側の弁護士料は請求できないようです。

損保会社に示談を頼んで、損保会社に金銭負担が発生した場合には、自動車保険の等級が下がってしまいます。
それを避けるために、損保会社に頼まないで、物損事故で金額がそれほど高くない場合は自己負担で賠償したり、医療費や慰謝料がそれほど高くない場合は自賠責保険に直接請求して賠償する事も可能です。


交通事故の自由診療は保険診療より高い

交通事故での自由診療と保険診療について調べてみました。
交通事故で自由診療にした場合、保険で診療する場合より医療費が高額になるそうです。普通診療内容によって点数が決められ保険診療の場合は1点10円で自由診療の場合は病院によって1点あたりの15円から40円まで様々のようです。

診療について健康保険を使うかどうか判断するうえで、自由診療の場合のコストというのも重要な要素になるので、石川県立中央病院の受付で、交通事故の自由診療時の1点当たりの単価を聞いてきました。事務所の中から医事課の人が出てきたんですが、露骨に怪訝そうな顔をして応対されました。
石川県立中央病院では1点20円ということでした。

市役所の国民健康保険課に確認したところ、自由診療で受診した場合、自賠責の範囲である120万円を越えてから、途中で保険診療に切り替える事も可能で、実際そのような対応にする場合も多く、自賠責を超えた場合は、保険診療として国民健康保険は7割分は負担するということになっているそうです。

ICUの入院は1日92000円(保健医療で1点10円の場合)かかるそうですが金曜日に入院して月曜日に変わっているから3日間ですでに27万円かかっているんですね。自由診療だと2倍で54万円なので120万円なんてすぐに越えちゃうね。

病院によっては交通事故の保険診療は受け付けない病院もあるみたいです。

任意の保険会社は当然のことのように、国保や社保などの保険診療で治療するように求めてきます。

交通事故の場合は健康保険(社会健康保険や国民健康保険)で治療するのは必ずしも一般的では無いようです。

交通事故で被害者の過失が無い場合(もしくは少ない場合)には過失割合分の自己負担が無い(もしくは少ない)ので、健康保険を使う必要はありません。

交通事故の場合、通常の保険診療の1点あたりの単価10円と較べて自由診療の場合1点20円前後で設定されている場合が多いので病院としても自由診療の患者のほうが収益があがります。そういうわけで自由診療のほうが面倒見が良かったり、精密な診療を受ける場合もありますし、入院期間に違いが出る場合もあります。
慰謝料や賠償が入院期間に応じて決められる場合が多いので、そういう意味でも健康保険を使った場合に慰謝料や賠償が少なくなるという影響が出ることも有りえます。

ただし交通事故で被害者の過失割合が少なくない場合は、自賠責保険の120万円を越える費用については過失割合に応じて自己負担が出てきますし、医療費などの積極損害が120万円に満たない場合でも慰謝料を含めると120万円を越える部分については過失割合に応じて受け取れる額が減額される場合があります。

健康保険を使って治療した場合、実質的に治療費相当損害金は過失相殺の対象にならないという利点あり。過失相殺分は健康保険が負担するので、その分は実質的に賠償額が上乗せされることになる。そういう訳で、被害者の過失がある場合は健康保険を使ったほうが有利です。
つまり自賠責の120万円を超えた場合についても医療費の内、健康保険の患者負担分を除いた7割(もしくは8割)のうち、被害者の過失割合分については健康保険が負担し、残りは相手側の保険会社の負担となり、患者の自己負担分の3割(もしくは2割)についてだけ過失相殺の対象になるので被害者側において有利になります。

健康保険を使って治療した場合の自賠責の120万円以内の部分については7割(もしくは8割)はとりあえず健康保険が負担して病院に支払い、病院に支払った分を後ほど相手側の保険会社から支払いを受けるようです。

国民健康保険の場合は、1ヶ月の医療費負担の限度額があり、上限金額以上は戻ってきます。

国保の場合は、第3者の行為による被害届けを出す必要があります。
加害者の住所氏名、保険の種類や事故の状況と被害者の現況などが記入されており、損害賠償の請求状況や損害賠償金や、示談成立、請求権放棄の記入欄が空欄のままになっています。こんな書類に印鑑を押して送るのはちょっと不安です。

市役所の国民健康保険課に行って、いろいろ聞いてきました。
第3者の行為による被害届けとについたは、損害賠償の請求状況や損害賠償金や、示談成立、請求権放棄の記入欄については白紙のまま捺印するのはやめて、示談成立無し、請求権放棄無しと記入して提出することにしました。

国保の10万円越える場合の返還については、実際に患者が実費負担した金額(差額ベット代は含まず、保険で保障があれば、保障された金額より10万円越えた金額)については返還されるようですが、実際には、そんなことは、ほとんどないようです。

ちなみに自賠責の範囲内の場合は国民健康保険は立替払いということで、後ほど保険会社から7割分を支払って貰うそうです。

自賠責保険と任意保険

治療費は、過失割合にかかわらず、まず自賠責保険の限度額120万円までは全額無条件で自賠責保険で支払われ、それを越えた部分に関して任意保険での支払いになります。つまり自賠責保険の限度額120万円の範囲までは、慰謝料と治療関係実費、休業損害に関しては任意保険の保険会社の負担は無いということです。120万円を超えた部分だけ過失割合の負担がでてくるということになります。

診療が自由診療の場合は3割負担ではなくて医療費の10割計算になりますし、自由診療は保険診療より診療報酬が2倍以上に設定している医療機関が多いです。そのため、交通事故の保険診療は受け付けない病院もあるみたいです。

ICUの入院は1日92000円(保健医療で1点10円の場合)かかるそうですが金曜日に入院した場合、土日は退院できないため、一般室に最短で映るとしても、3日間ですでに27万円かかったりします。ね自由診療だと2倍で54万円なので120万円なんてすぐに越えちゃったりします。
自賠責では個室の差額ベット代は請求できないのですが、重症の場合で特別室に入れられた場合や救急車で特別室しか空いていない場合、その他に医師が治療上必要と認められた場合は、個室の特別料金も自賠責で請求できるようです。

自賠責保険において、後遺障害による損害、逸失利益、慰謝料などは別枠で後遺障害の程度に応じた等級により75万円から3000万円まであるようです。

ちなみに自賠責でも被害者に極めて重大な過失がある場合は支給額が減額される場合があり、加害者に全く責任のない場合は自賠責の対象にならないという事もあるようです。
一般的には、自賠責は自賠責の対象金額の範囲内において、損害額の100%支払われるようです。

自賠責の120万円越えた損害があり、120万円を越える部分を任意保険で保障する場合に、自賠責分を含めた全体の補償額を過失相殺すると主張する任意保険の損害保険会社もありますが、過失相殺を自賠責部分には適用しないという判例があり現在ではそれが一般化しているようです。

加害者の任意保険の内容を知らないと保険会社との交渉にならないので、任意保険の証書のコピーを貰っておいたほうが良いです。

任意保険の損保会社が、お金の処理を行わない場合は、保険の等級が変わらないので、等級が下がった時の今後の保険料が高くなることも考慮して、自費で負担したほうが得な場合もあります。

同じように、物損が高額で無い場合に、その他の慰謝料が自賠責の120万円を超えない場合は、任意保険の損保会社に金額の負担をさせないで、自賠責の手続きを自分で行うという選択もあります。

自賠責の慰謝料というのは入院1日4200円だそうです。
入院中に要した光熱費(テレビ賃貸料含む)、通信費、寝具使用料などの入院雑費が入院1日1100円。文書料は自賠責請求のために必要な診断書や印鑑証明の費用と警察提出用の診断書までは自賠責で対応するそうです。

自賠責の慰謝料、入院雑費、文書料は全ての費用120万円の範囲内での費用なので医療費がたくさんかかった場合には自賠責では賠償されません。