金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

キリコ掛けを自分で作った

2007年4月19日

お盆の時にはお墓にキリコを掛けないといけないので、キリコ掛けに使うものに、なにか良いものはないかと探してみたのですが、157円の園芸用支柱(2cm直径、2m長さ)2本と105円の園芸用支柱(1.6cm直径、1.8m長さ)と105円の支柱のクロス止め(2cm用12個入り)を買ってきました。総額629円です。
1.6cm直径、1.8m長さの園芸用支柱は水平方向に取り付け、キリコを取り付けます。
2cm用クロス止めの内径は1.6cmなので1.6cmの園芸支柱がちょうど無理なくスムーズに通せるんです。2cm直径、2m長さの園芸用支柱は表面がギザギザになっていて、クロス止めを取り付けにくいので、カッターナイフでクロス止めの部分だけ突起部を削りました。
高さが2mあるとキリコを2段に架けることにも対応できます。

2020年7月8日

園芸用支柱の被覆が割れて、中の鉄パイプが錆びてしまいました。
みっともないので、もっとしっかりしたものを作ることにしました、
ステンレスのパイプ(19×1820 1本1380円)を2本と、丸カンボルトBR-3M(ネジ長さ35mm 輪っかの内径25mm ネジ径M-4 1個598円)を2個を買ってきました。
丸カンボルトはボルト付きの輪っかです。総額3956円なので決して安くはないですが、一生ものです。
ステンレスのパイプを3.3mmのドリルで穴をあけ、M-4のネジを切って丸カンボルトBR-3Mを取り付ける作業です。パイプの肉厚が薄いので、簡単にできました。

kiriko.jpg

分骨、永代経、門徒

2007年4月15日

父親が2007年1月15日に亡くなってから、百か日が近づいてきて、百か日に納骨の件で僧侶さんと相談するということだったので、今後、お寺さんとどう付き合っていくのか、決めないといけないので、いろんな人に聞いたり調べたりしました。

喉仏の骨を入れた小さな骨壷をいつも法要をお願いしているお寺に納骨する場合は2万円ということだったんでんですが、お寺に納骨すると、永代経とか、お寺といろんな付き合いが必要になるようで、骨は必ずしも分けてお寺に預ける必要がないとも聞きました。

永代経とは、お寺が永遠に存続するために行う寄付のようなもので、故人を弔うということに直接は関係ないようで、金額も相当高額になるようです。父親に感謝の気持ちを持って供養する気持ちと、お寺の門徒としてお寺とつきあっていく希望があるかどうかということは自分の中では別問題の事なので、ちょっと困っています。

2007年4月16日

今日、知り合いの浄土真宗のお坊さんに、分骨、永代経、門徒について聞いてみました。
俊は父親に対して感謝の気持ちをもって、供養をきちんとしたいと思っているけど、自分自身が仏教の門徒になってお寺を支えていく気持ちは無いんです。
いろんな人の話を聞くと分骨は必ずしも、しなければいけないというものでも無いようで、分骨するとずっとお寺でお経をあげてもらえるというのは安心というのもあるんですが、分骨すると人質をとられているような感じで、永代経やその他のお寺の行事や寄付など義務が一生付きまとうのも困るという気もするんです。
永代経自体がお寺によってするお寺としないお寺があるというようですが、永代経というのはそのお寺が永遠に存続するための寄付という意味合いが強く、その額も30万円とかするらしいので、とても対応する余裕は無いので、避けたいと思うのです。そいうのに参加すると、もう門徒も同然なので、後戻りできなくなっちゃう。
それで、分骨、永代経、門徒との関連性と、父親は丁重に弔いたいけど、門徒にはなりたくないんだけど、どうすればいいのか聞きました。
分骨と永代経と門徒というのは微妙に関わってくるので、分骨だけして永代経に関わらないとかいう例もあることはあるけど、知り合いとは言え、浄土真宗の僧侶という立場上、好ましいとは言えないということでした。
かといって、浄土真宗で葬儀をした場合、みんなが、そのお寺の門徒になるわけでは無く、四十九日までで法事をしない例も結構あるようです。
これから納骨が終わって、1周忌とか、またそれ以後の法事を続けるのであれば、永代経やその他のお寺との関わりを保つほうが好ましいということでしたが、知り合いの浄土真宗のお坊さんも答えづらそうに難しいなあ難しいなあと連発してました。知り合いということと浄土真宗の僧侶という立場の板ばさみになって返事しづらかったんだと思います。
母親に永代経というものがどういうものであるかを説明し、分骨をどうするか相談したのですが、とりあえず分骨だけはしたいということだったので、とりあえずは分骨して、その後の事についてはどうするか、また検討しようということにしました。こうやって、だんだんなし崩し的に門徒になっちゃうのかなって不安に感じます。

2007年4月28日

今日、おあたまし(開魂式)と納骨がありました。

お寺に分骨する事にしたので、喉仏の骨の入った小さな骨壷は僧侶に持ち帰ってもらいました。

「おあたまし(開魂式)」と納骨のお布施は1万円づつで2万円で袋は1枚で「おあたまし(開魂式)」と納骨のお布施を一緒の袋に入れました。分骨は2万円で収骨料と書いた袋に入れました。

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2011年8月17日

2011年8月15日に義父が亡くなられたのですが、遺骨の分骨をどうするかどうするか聞きました。義母が分骨して東本願寺に収めたいというので,分骨することにしました。

2011年8月27日

義母が義父の骨を東本願寺への分骨する事を希望しているので,どういうシステムになっているか調べてみました。
詳しくは東本願寺のホームページに掲載されていました。
東本願寺の納骨には真宗本廟収骨と大谷祖廟への納骨の2種類あるようです。一般的には大谷祖廟への分骨を指すようです。

大谷祖廟への分骨については、当日の読経が親族だけで行われる場合と、申し込みした人と一緒に読経が行われる場合で志納額が違いますし、納骨後の永代経を毎月するとか、年1回するとか、永代経はしないということで志納額が違ってきます。最低が2万円以上で最高は15万円以上になっています。
大谷祖廟への分骨の受付は8時45分から11時45分と午後0時45分から午後3時45分までで,受付されてから随時読経が行われ,1時間から1時間30分の時間がかかるということでした。

真宗本廟収骨は12万円以上の相続講金を収めることにより収骨されます。地元のお寺を通じて相続講金を支払いし,通常は午前の部は法話10:10 収骨・本山読経11:00 終了予定11:30で午後の部は法話13:10 収骨・本山読経14:00 終了予定14:30だそうです。礼服の必要は無いようです。

自家用車で午前の部に間に合わせるのは無理っぽいです。自家用車で午後の部の分骨をすると他に観光というのは難しいようです。

お墓を購入しました

2007年2月2日

墓地の使用許可証がきたので、いよいよ墓を決めないといけないということでインターネットでいろいろ調べました。
墓石は硬くて、吸水性が少なく、肌理が細かい材質のものが耐久性がよく見栄えが良いそうです。
囲い石(外柵)は中国産の「623(ろくにいさん)」という石材が圧倒的に多く使われているそうです。

最近の墓石は中国やインドで採れる石材を、中国やインドで加工してから輸入して、日本で文字を入れるという行程の墓石が多いようです。
金沢でも北陸石産という会社は、中国やインドに工場をもっていて自社で一貫生産をしているので安く墓を販売できるという情報も得ました。
北陸石産はゲートウェイというパソコンメーカーも買収している大きい会社のようです。ただ北陸石産はもともと石材を販売する業者だったようで、今は直売を主にしている業者だけど石材製作の会社というより流通業者という面が強い会社のようです。

2007年2月3日

墓をどこに頼もうかというのは、ちょっと頭の痛い事なのです。

友人に石材屋さんをしている人がいて、もともと、その友人にお願いしようと思っていたのです。
でも本家の隣が石材屋さんをやっていて、その石材屋さんが亡くなった父親と子供の頃から親交があるんです。去年のお盆にも実家に寄ったついでに、その石材屋さんに父親が顔を出していたのです。その石材屋さんから本家のおじさんが墓をお願いしますと言付かって香典を持ってこられていました。そういうこともあってむげに断れなくて。

とりあえず、友人の石材屋さんに墓について、いろいろ教えてもらいました。

墓の石材の値段は品質が良いから高いとか、品質が悪いから安いとかいうのではなくて、
露天掘りが出来るとか採石がしやすかったり、中国やインドのように人件費が安かったり、たくさん採石しても墓に不適な石材が混ざらないなど採石にコストがかからない石材が安いそうです。
また輸入業者が流通を独占できる石で、そんなに市場に出回っていない石は高く値段設定する場合が多いようです。そういう訳で、墓を作る時に貴重な石材で高く購入しても、将来的に、いろんなことろから入手が可能になったりすると石材の価格が暴落するということになったりすることもあるそうです。つまり高いから良いだろうと石材を選んでも将来的に安っぽく見られる墓になる場合もあるそうです。

一般的に中国で作った墓は見る人が見るとすぐにわかるそうです。中国で作ったものが粗悪というのではなくて、日本で凝った形や細かい細工の墓をつくらせると、工賃が高くなり、とんでもない価格になったりするので、日本でそのような凝った墓を作らせることは一般的には少ないそうです。つまり、ちょっとシャレたデザインの墓っていうことになると、ほとんどが中国とかインドとかで作ったものということみたいです。
中国やインドで墓を作る場合は、デザインや細工の内容がどうであれ、1つの墓でいくらというように価格設定がされているそうです。つまり中国やインドの加工料は石材の価格と較べて微々たるもののようです。

墓は地域によって形が違い、金沢と能登と加賀でも全然違うそうです。

また墓には共通して定価が決まっているものではないので、業者がこの墓の定価はいくらと言えば、それがその墓の定価になるので定価の何割引とかいうのは、あまり意味が無いそうです。特に石材の組合に入っていない業者の場合、全国で統一した価格のおおまかな目安というものもないので、なおさら定価の根拠は無いようです。

石材の吸水性を調べるにはぬれた手で触ってみて手の跡がつく石は、吸水性が大きいと判断できるようです。
石材の耐久性を調べるには、墓には建立の日時が彫ってあるので、その年からどれだけたっているかと傷み具合を見ると判断できるそうです。

2007年2月4日

とりあえず、墓にどういう種類のものがあるのか展示場で見てこようということで北陸石産の展示場に行ってきました。自分は知らなかったのですが北陸石産は営業員が何回も訪れていたと母親が言ってました。ダイレクトメールも何回か送られてました。インターネットで安いという情報も得ていたし、たくさんの墓石が展示されているので下調べには良いかなと思ったんです。

最初、金沢港いきき魚市場前店の展示場に言ったんですが、日曜日は休みみたいで誰も係員がいませんでした。でも、展示してある墓で、すごく気に入った墓があったんです。
それで、いくらくらいするのか興味があったのですぐ近くにある湊店の展示場に行きました。
湊店の展示場は屋内の展示場で金沢港いきき魚市場前店より多くの墓が展示されていました。いろいろ見たのですが、それでも金沢港いきき魚市場前店で展示してある墓より気に入った墓がなくて、係員に相談しました。
気に入った墓は中国産の森林緑という石材でできていて、蓮華型(蓮の形の台の上に石碑が乗っている)の8寸の大きさのものだったようです。ろうそくの火が消えない扉付の花立になっていて、花立の正面側に鳳凰の彫刻が入っていました。森林緑の石材の色は、かなり濃い色だけど、黒ほどは色が濃くは無く、ほんの少しだけ緑っぽい石なんです。その色と、彫刻のところの白い色とのコントラストがとても美しかったので気に入りました。

北陸石産の人と、いろいろ話をしてたのですが、野田山墓地の場合は9寸の墓がほとんどなので、8寸だと見劣りするということだったので、8寸と9寸の両方の墓を基礎や取り付け費を含めての総額で見積していただくようお願いしました。外柵は623ということでお願いしました。
北陸石産はチラシを持って行ったり、四九日までに建墓のかたには特別価格50%OFFで販売ってことを売り文句にしており、今回の場合も四九日前という事で特別価格100万円くらいで出来るだろうと言ってました。ただ、森林緑の石材は入手量が少ないので2ヶ月の納期がかかるそうです。
他に世話になっている石材屋さんがあって、そちらのほうが本命なんですっていうことは言っておきました。

北陸石産の一押しはインド産バングレイのようです。

森林緑のお墓を気に入ったのですが、どういう石材なのか聞いたりして調べて見ました。
森林緑は新しい石材で人気があり、吸水性が小さくて、硬くて耐久性があるのですが、加工時に傷やひびが入りやすいということでした。
中国とかで加工して傷やひびが出たりするとワックスとかを塗ってしまうので、よっぽど注意して見ないと気がつかないそうです。それで3年ほどするとひびが目立ってくるとかいうのがあるそうです。

そんな心配がある石材だと、やっぱり信頼できる石材屋さんでお願いしたほうが無難のように思いました。

2007年2月6日

今日、北陸石産が墓の見積書を持ってきました。見積書と、設計図と、コンピュータグラフィックで作成した出来上がり予想図と墓地の写真を持ってきました。なかなか手際が良いです。

9.5寸角の蓮華型墓石(中国産最高級御影石森林緑)  1式    650,000.
   ろうそくの日が消えない石の扉付き
囲い石 10平方メール用              1式    192,000.
物置台                            サービス
キリコ台                           サービス
文字彫刻、花立の鳳凰の彫刻                  サービス
基礎・土間工事                        100,000.
土間、黒砂利仕上げ                      サービス
墓及び、囲い石据付費                     85,000.
値引き                           -67,000.

総額                            960,000.

インド産アーバングレーは3万円引き
インド産バングレーは10万円高

100万円以下で、希望の墓が出来るということで安心しました。但し、森林緑は貴重な石のため入荷が出来上がるまで2ヶ月程度かかるということでした。

希望の墓が出来るのなら、多少遅くても良いと思っていたので、これで良いかなと思っていました。

ただ、石材屋さんについては友人の石材屋さんや、親戚や父親との関係の石材屋さんの件もあるので、同じようなものが、そんなに違わない価格でできれば、そちらのほうにお願いしたほうが良いとは思ってました。
後々の手入れやメンテナンスなどを考えると、石材の流通業者より昔からの信頼できる石材業者に頼んだほうが安心だという気持ちもありました。

でも北陸石材は安いって感覚があったので、この見積に近い価格で他の石材屋さんが請け負ってくれる可能性は少ないとは思ってました。

2007年2月7日

昨日、北陸石産から見積書が来たので、その資料と見積書を持って、親戚から紹介の石材屋さんへ行ってきました。こういう墓を希望してるんですが、父親もお世話になっていたので、この価格に近い価格でできるようならば是非、お宅にお願いしたいと言いました。
そしたら、あっさりと引き受けますと言われて即決です。
珍しい石材だし、多分価格が安いので断られる可能性が大きいと思っていたので、ほっとしたと同時に、友人の石材屋さんにお墓を頼めなかった事は、ちょっと残念だったという気持ちもあって、複雑な気持ちでした。
ここで断られたら、友人の石材屋さんに相談に行こうと思っていたのです。

親戚から紹介の石材屋さんといろいろお墓の話をしていて、ろうそくの日が消えない扉付きの花立の場合、蝋燭の火の位置が低いので、そこに蝋燭を灯しても、霊が来たときに暗くて蝋燭の役目を果たさない。また蝋燭の火が風で消えないようにする工夫はいくらでもあるというのでろうそくの日が消えない石の扉付きはやめて蝋燭が消えないような筒状の容器を取り付けることにしました。ろうそくの日が消えない石の扉の件は、別にこだわって無かったので良かったんです。

また、花立の正面の側の彫刻に白い塗装をすると最初は綺麗だけど、花の水がこぼれたりすると汚れるって言われました。確かにそれは自分でも心配していたのですが、それは、最初気に入っていた一番のポイントだし、これをやめたら、ごく平凡な墓になってしまうので、ちょっとめげました。
そこで花立自体を卓のような形のものにするというプランを提示され、これなら見栄えのある素敵な墓になると思い、了解しました。
それで北陸石産の見積書と同額にするというので了解しました。一応正式な見積書を提出するということでした。

2007年2月8日

今日、北陸石産の営業の人が来ました。北陸石産の営業の人は、とても熱心なんです。

北陸石産の営業の人に親戚から紹介された石材屋さんにお願いすることになりそうだと言いました。

友人の石材屋さんにも親戚から紹介された石材屋さんにお願いすることになりそうだと連絡したのですが、親戚づきあいを良くしたほうが後々良いよと言ってくれました。また10平方メートルだと、かなり広いので灯篭をつけたほうが良いのではというので、親戚から紹介された石材屋さんに灯篭をつけたセットで見積書を出してくれるよう連絡しました。

2007年2月9日

親戚から紹介の石材屋さんから見積書が届きました。

9寸角の蓮華型墓石(中国産最高級御影石森林緑)     1式    620,000.
囲い石 10平方メール用              1式    188,000.
物置台                            サービス
キリコ台                            サービス
基礎・土間工事                         81,200.
敷石バーナ仕上げ                        30,000.
灯篭                             100,000.

総額                             1,070,160.

でした。北陸石産の内容に灯篭が加わっています。

2007年2月10日

親戚から紹介の石材屋さんの見積書に添付された図面を見ると、土の露出部分が北陸石産のものより多く、雑草が生えたりするのが気になったので、相談に行きました。
野田墓地の場合は、土の露出部分の比率に制約があるので仕方ないとの事でした。

2007年3月6日

今日、お墓の出来具合を見てきました。
まずは墓地に行ってきたんですが、外柵や基礎などは完成してました。
お墓のほうは、まだ中国から届いていませんでした。

2007年4月2日

墓石が届いたと石材屋さんから連絡があったので、見てきました。
蓮華型の蓮の台座はまだ加工してない状態で届いてました。蓮華型の蓮の台座も中国で加工するんだと思ってたので、意外でした。これだけでも大変な手間だろうと思われます。
お願いしたのが森林緑という珍しい石だったので、来るまで自分の思っているのと違うんじゃないかと不安でしたが、綺麗な色で安心しました。ただ木目が粗かったので、北陸石材で見た見本と同じか確認してこようと思います。2週間程度で出来上がるそうです。

2007年4月3日

お墓が出来上がる予定の日が判ったので、お寺に納骨などの打ち合わせをしようと、お寺に連絡しました。お墓が出来上がる日が百か日に近いので、百か日と、お墓への納骨と、喉仏の骨のお寺への納骨を一緒に出来ないかと相談したのですが僧侶が不在のため返事待ちということになった。

2007年4月10日

納骨の日が決まったので、手落ちが無いか墓関係の書類を確認してみました。
墓の手続きとしては、施工届けと埋蔵届けがが必要なんですが、施工届けは、工事前に石材屋さんが、ちゃんと手続きしていただいてました。
埋蔵届けは、死体・火葬・火葬炉使用許可証を添えて納骨時に提出するのですが納骨が土曜日なので、休日後に改めて提出しなければいけないそうです。それで書類を全部そろえてから石材屋さんにお預けして手続きしてもらうことにしました。

お墓の進み具合も見てきましたが、とても素敵になっていて、石材を森林緑にして良かったなあって思いました。

2007年4月14日

石材屋さんから、墓が出来上がったので1度見に来て欲しいと連絡があった。
明日は月のお勤めがあるので、それが終わってから見に行こうかな

2007年4月15日

お墓が出来上がったというので墓地に行ってきました。
とっても素敵になってました。石材屋さんにお礼を言ってきました。

2007年4月28日

今日、おあたまし(開魂式)と納骨がありました。

天気予報はまあまあだったけど、前日から雨が降っていて、おあたまし(開魂式)と納骨の時間は雨が降ってました。その他の時間は雨が降っていなかったので、普段の行いが悪いのかなって思ったりもして。

最初に、おあたまし(開魂式)ですが、お供え物を供えて、花は松の入ったカラフルな花束を飾ります。蝋燭は赤色の和蝋燭です。線香も灯します。参列してくださった親戚が、お菓子のお供え物を持ってきてくださいました。黄色と白のリボンのノシのうえから地味な包装紙で包んでありました。

おあたまし(開魂式)が終わったら、遺骨を墓に収納し花を黄色と白の菊に入れ替え、蝋燭も白色のものに入れ替えます。墓に遺骨をどうやっていれるのかなって思っていたのですが、石材屋さんが花とか蝋燭を置く台を引いて倒すとお墓の中が空洞になっていて、そちらのほうに収納するようになってました。結構広くて、多くの骨壷を収納できるようでした。

お寺に分骨する事にしたので、喉仏の骨の入った小さな骨壷は僧侶に持ち帰ってもらいました。
白木の仮の位牌と骨壷の袋は石材屋さんに引き取ってもらいました。

「おあたまし(開魂式)」と納骨のお布施は1万円づつで2万円で袋は1枚で「おあたまし(開魂式)」と納骨のお布施を一緒の袋に入れました。分骨は2万円で収骨料と書いた袋に入れました。

親戚の方も皆さん礼服で参列されてました。

雨天だったので、せわしなかったのですが、僧侶さんに仏壇のご飯はどうすればよいのですかって聞いたら、朝に炊き立てのご飯を供えたら、お昼にはさげて、食べてくださいって事でした。

2007年5月5日

納骨が終わって石材屋さんから請求書が届きました。
納骨に来れなかった息子が帰省してきたので、一緒に墓参りに行くついでに石材屋さんに寄る事にしました。
お墓の花は、まだ綺麗だったので、水だけを交換してきました。
名前を記入したキリコ架を墓の後に置いてきました。線香と蝋燭をつけてお参りしました。

石材屋さんに墓の代金を届けて、いろいろ墓の事を聞きました。
墓の手入れは、1年に2回か3回、濡れた雑巾で拭くと良いそうです。金沢ではお墓に水をかける習慣は無いそうです。水をかける場合は、その後でちゃんと水気を拭いておいたほうが良いそうです。これは石材のためというより、顔を洗った後は人間も顔を拭くでしょうということでした。
お墓にお酒をかけるのは厳禁だそうです。これはお墓の色が変色するからだそうです。
お墓が高いので、手が届かない場合は、お墓に乗って拭いても良いそうです。但し、靴や靴下は脱いで裸足で上がってくださいということでした。
家紋を彫っていある位置の周辺は、ざらざらにして白くしてあるのですが、そこが汚れている場合は歯ブラシで汚れをとると良いとの事でした。
キリコ架はお墓の後に置いておいても盗まれることは無いけど、カラスがいたずらしてつっついて穴を空けたりするので、お盆の2週間前くらいに設置しておく方が良いとのことでした。
蝋燭が消えないように、ステンレスとガラスでできた筒を設置してありますが、そこは蝋燭が消えないで最後まで燃えて、ろうが下に貯まってしまうので、時々自動車のキーの金属部分で取り除いておかないといけないそうです。またガラスは経年すると黒っぽく汚れるので、洗っておくと良いそうです。
1ヶ月に1度程度はお参りして、枯葉などのゴミを拾っておくと、なお良いとのことでした。

墓地の話

2007年1月19日

市営墓地の管轄は保健衛生課です。保健衛生課で市営墓地がどこにあるのか、墓地の費用と空いている墓地について問い合わせして資料をもらいました。
市営墓地は卯辰山と野田山と内川にあるとのことです。

卯辰山は洋式墓限定の場所が5平方メートルで457,500円、自由な墓を建てられる場所が、3平方メートル274,500円から20平方メートル1,980,000円までありますがいずれも空きが無かったです。

内川は洋式墓限定の場所のみが空いていて4平方メートル400,000円でした。

野田山は従来の墓地の空いている場所と新しく造成した場所がありますが従来の墓地の空いている場所は1平方メートルあたり72000円で新しく造成された墓地は1平方メートルあたり111000円でした。従来の墓地の空いている墓地は安いのですが段差がきつくて足が悪くなると行きにくいのでお勧めしないということでした。
新しく造成した場所はトイレ・駐車場があり、水道も各墓地近くに整備されているので良いのですが、最も小さい場所で10平方メートルなので最低でも1,110,000円します。

市営墓地って申し込んでもなかなかあたらないって聞いていたので、空いてる墓地があるとは思っていなかったのですが、幸いにも前田利家の墓地の近くの墓地が空いていました。どうも環状線道路をつくるにあたり、墓の引越しがあって、そのための代替地として用意してあったの墓地が余ったのではと思われます。

市営墓地の場合は、墓地は自分の土地として購入するのではなくて、永代借用ということになりますが、民間の墓地のように管理料はかかりません。

市営墓地は、墓地に入る人が亡くなってからでないと申し込みはできませんし、3年以内に墓を建てないといけないとか、墓地によって、墓の高さや土地を露出しなければいけない割合などの制限がありますので確認が必要です。
市営墓地は安いという思い込みがあるかもしれませんが必ずしもそうとは限りません。いろいろな墓地を調べて比較検討してから申し込みするのが良いでしょう。

2007年1月20日

今日は土曜日だったので、母親と野田山の市営墓地の現場を見てきました。駐車場から近く、水道設備も整っているので気に入りました。駐車場から1番近い墓地は、1段上に背の高い墓があって影になりそうな感じだったので避けました。そういう訳で、その隣の墓地を申し込むことにしました。

2007年1月22日

希望の墓地(野田山墓地)が決まったので、なるべく早く申し込みをしようということで、さっそく金沢市役所の保健衛生課に申し込みに行きました。
市営墓地を申し込む場合の基準として金沢市内に住所を有するということと、墓地に入る故人がいるということが条件です。火葬証明書と、申請者(故人ではない)の住民票と市役所の所定の誓約書を提出しないといけません。火葬証明書は確認だけして、すぐに返却されます。火葬証明書は納骨時に墓の管理事務所に提出しないといけません。
概ね2週間程度で墓地使用許可証が届くそうです。

この墓地使用許可証は大切なもので無くさないようにしなければいけません。

墓地の申請者が亡くなった場合は墓地使用権の継承手続きが必要です。

2007年1月25日

墓地の使用許可はまだおりてないのですが、墓地の使用料は先に支払わないといけないということで、払い込みをしました。払った墓地の使用料は返金されないということなんですが、万が一、使用許可が下りない場合はどうなるのでしょう?

2007年2月1日

今日、市役所の墓地使用許可証が届きました。

注意事項がいろいろ書かれてました。

使用者の住所が変わった時には届出が必要です。
使用者が亡くなったりした時には届出が必要です。
お骨を納めるとき、ましくは骨を他に移すときには届出が必要です。
お墓・囲い・生垣を設ける時に、また治す時には届出が必要です。
お墓がいらなくなった時には、届出が必要です。
許可証を紛失した時、届出が必要です。

墳墓の設置以外の目的に墓地を使用したとき、使用許可を取り消します。
使用権を譲渡した時、または転貸した時には、使用許可を取り消します。
使用許可の日から3年以内にお墓を建てない時、使用許可を取り消します。
使用者が死亡し、祭しを継承するものがない時、使用許可を取り消します。
使用者の所在が不明となって20年を経過した時、使用許可を取り消します。

この使用許可証は、墓地の使用権を証明する唯一のものなので大切に保管しないといけないそうです。

ちなみに、同じ市営墓地でも、場所によって墓の建て方の制約が違うので、そのあたりの規則をよく理解してから墓の大きさや種類を決めないといけません。

2007年2月13日

野田墓地では土の露出部分の比率についての制約が大きいと言われたので、市役所の衛生保健課に確認に行きました。市役所の衛生保健課でもはっきりと判らなかったので、野田山墓地管理事務所に確認してもらいました。そしたら土の露出部分が1/3程度あれば良いということでした。

ついでに野田墓地の他の墓も見てきました。結構、土の露出部分が少ない墓もありました。

さっそく、親戚から紹介の石材屋さんに相談に行きました。土の露出部分が少ないと水はけが悪くなるので感心しないと言うんです。そこで、水捌けが良くて、雑草が生えない新素材の砂を使おうという提案がありました。その素材は、野田山墓地管理事務所の前に実験的に敷いてあるというのです。
それで、野田山墓地管理事務所へ行きました。野田山墓地管理事務所で、その素材を墓碑の周り全体に敷く事の許可がとれるかどうかを聞いたら、あっさりと、いいだろうという事になって話が決まりました。新素材の砂は墓地全体に敷くのではなく、墓碑の周りだけで、手前の部分は敷石の部分以外は普通の墓用の土を敷きます。
費用のほうは、最初の見積のままで良いということでした。
これで気になってたことが全部解決しました。改めて正式に墓を注文しました。

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2007年6月15日

知人が街中(近所)のお寺に空き墓地がないか問い合わせしてて、以前は無いと返事があったのですが、最近、空き墓地ができたと連絡があったということでした。
1坪程度で権利金が80万円だと言われたそうです。
まあ、そのほかに毎年の管理料が必要になるのだと思うのですが、門徒にならないといけないのか聞いたら、門徒にならないといけないと言われたそうです。
門徒になると、お寺によっても、いろいろなんでしょうが、娘が結婚したり、瓦の修理とか、なんやかんやと理由をつけて寄付を求められるそうです。
そういう寄付をする人がいたからこそ、金沢に数多くある寺院が残されてきたんだと思うんだけれども、親の供養や墓地の為に門徒にならなければいけないというのは割り切れない気持ちがあります。

2007年12月11日

親戚が石材屋が造成した墓地を購入しました。墓地は48万円と狭いながらも市営墓地と較べても高くなくて妥当な金額と思ってたようですが、先に囲い石(外柵)を作ることを勧められたんですが、なんと40万円だと言ったそうです。御影石で作るということで40万円のようですが、囲い石(外柵)は中国産の御影石「623(ろくにいさん)」が圧倒的に多く使われている現状からすると多分623を使用するのだと思うのですが、敷地も狭いので基礎・土間工事費を考えても20から25万円が妥当だと思います。

こういう事例を目の当たりにすると、石材屋が決められた墓地の購入は慎重にしたほうが良いかなと思います。

2008年1月10日

今日、市役所に行く用事があったので、保健衛生課で金沢の墓地事情について聞いてきました。

墓地は、市町村(金沢の場合は金沢市)が認可しないと出来ないそうです。そして金沢では、基本的には新しい墓地は認可していないそうです。墓地の認可は、現在存在する墓地の拡張する場合のみ認可しているそうです。
なお、厚生労働省の指針で、墓地の経営においては永続性・非営利性の確保が必要であるそうです。

金沢市では、公営墓地として野田山、卯辰山、内川を運営してますが、絶えることなく、常に墓地は用意しているそうです。但し、その時によって分譲している墓地は違うので、希望通りの墓地があるとは限りません。

墓地は公営の墓地以外に、お寺が運営している墓地や石材屋が運営する墓地や、町会が運営する墓地などがあります。
お寺が運営している墓地はお寺の檀家になることが条件であったり、指定の石材屋が決まっていたりします。
石材屋が運営する墓地は、その石材屋で墓をお願いしなければいけない場合がほとんどのようです。
町会が運営する墓地は町会の人だけが対象であるようです。
そういう事からすると、希望する石材屋を選んで墓を建てたいという場合は、その石材屋が関わっている墓地や、その石材屋が指定を受けている寺の墓地を選ぶか、公営の墓地に建てるしかないようです。
つまり、何軒かの石材屋から値段を聞いて自由に石材屋を選べる墓地というのは金沢の場合は金沢市営の墓地以外はほとんど無いということになります。

実際に、金沢市営の墓地と、その他の墓地の金額を較べると広さによる違いもありますが、決して金沢市営の墓地の金額が安いという事は無いのです。でも、いざ墓を建てる場合の基礎工事費や墓石の金額を考えると石材屋を選べる金沢市営の墓地のほうが結果的に安く墓を建てられるということのようです。

現在、野田墓地周辺の土地(つまり将来的に墓地として認可される土地)は石材屋に買い占められているのですが、墓地の経営においては非営利性が求められているのに、自社製の墓しか建てない墓地を認可すると言うのは、どうなんだろうなあって疑問を感じました。