NHKの稲葉延雄会長は27日の定例記者会見で、ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、この問題の報道が不十分だった点について、会見で稲葉会長は「深く反省している」と述べた。
会見では長年、芸能やドラマ部門にいた理事が退職後に同事務所顧問になったことなど、同事務所とNHKの過去の関係も問われたが、稲葉会長は第三者委員会などでの調査は行わない方針を示した。
「紅白」に関しては、性加害を認定した東京高裁判決が2004年に最高裁で確定後も同事務所からの出場タレントが増え続けた。これについて山名総局長は「この問題に関して、人権を侵害する重大なことという意識がすごく薄かった」と反省を口にした。
ジャニーズ事務所所属のCDデビュー前の若手らが出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」について、ジャニーズ事務所所属タレントがほぼ占有している部屋が収録先の東京・渋谷のNHK放送センター内にあることを認めた。
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