うさぎは暑いのも寒いのも苦手です。気温15度から25度が適温です。防寒と防暑の対策としては,うさぎのいる部屋をエアコンで調節するのが理想的です。でも実際問題として,うさぎのためにエアコンの電源を入れておくのは経済的にも負担が大きいです。お店の人もエアコンは使ってないということだったので,なんとかエアコン無しで工夫して飼う事にしました。
ケージの置く場所を工夫する
エアコン無しでうさぎの住みやすい環境をということになると,ケージの2方向に部屋の壁があったほうが良くて,直接に陽が当たらなくて適度に日が差し,明るくて湿度が適切で、冬にすきま風が吹き込まなくて夏には風通しが良く,寒暖の差が少ないところを探すことが重要です。しかも静かなほうが良いということになると結構難しいです。
うさぎの暑さ対策
うさぎの暑さ対策としては,最初にマルカン うさちゃんのひんやりボード(定価1155円)とマルカン うさちゃんのひえひえすのこ(定価1575円)を使ってみました。
マルカン うさちゃんのひんやりボードは冷凍庫で何回も冷凍できる保冷剤が2個付いている保冷ケースです。小さめの保冷剤なら他の保冷剤も使えそうです。実際に使ってみて,なんとなく気に入っているようで、上に乗りたがります。でも,マルカン うさちゃんのひんやりボードは入れる事ができる保冷剤は小さくて、すぐに効果がなくなります。また保冷剤も変形した状態で凍らせると中に入れる事ができません。
マルカン うさちゃんのひえひえすのこはアルミ製の中空スノコで触るとひんやりします。暑いときにうさぎは風呂場のタイルを好むというので、そういうようなものです。触ったところ冷たさは感じませんでした。実際に使ってみて,最初は警戒して齧ったり突っついたりしてすぐには上に乗りませんでした。しばらくして警戒は無くなったようですが,上に乗るのが快適では無い様で,トイレの上にいることが多いです。そういう訳で使うのをやめました。

うさちゃんのひんやりボード

うさちゃんのひえひえすのこ

そういう訳で市販の保冷剤を利用して自分でひんやりボードを製作する事にしました。
ホームセンターで抗菌クールタイム板状タイプ1kとい保冷剤(12.5cm×25.5cm×3cm 399円)を購入し100円ショップで収納BOX B(17cm×31cm×5.5cm ポリプロピレン製 105円)というのを購入しました。収納BOXの天井の窪んでいる場所にうさぎの爪が穴にひっかかって怪我をしない程度の通気用の小さい穴をいくつもあけました。上に乗っかったら,かなり涼しそうです。保冷剤は8時間程度もつので2個用意して,交換して使ってます。うさぎもお気に入りで大成功です。
500mlのペットボトルに水を入れて凍らせてゲージの上に乗せておいたのですが、離れているので、それほど涼しくなるような気がしなかったので、ケージの中に入れることにしました。ただケージ内に横にして置くとケージが狭くなるので100円ショップでペットボトルホルダーを買ってきました。伸びる布製です。保温効果が無いので外から触るとひんやり冷たくて良さそうです。キャップの部分はむきだしになります。耐久性は無さそうですが1シーズン使いましたが大丈夫でした。凍ったペットボトルを入れると外気との温度差でビチャビチャになりペットボトルの交換がし難くなりますがたいした事はありません。とても良い感じです。
4回目の夏を迎えた年に、急に食欲が無く元気がなくなったので、日中はケージごと冷房のある部屋に移動して、夜はうさぎの部屋に戻して冷房をするようにしました。もうお年寄りなのかもしれません。人間では耐えられる28℃の設定でもうさぎには辛いようで25℃の設定にしました。

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うさぎの防寒対策
うさぎの防寒対策として,お店の人は冬は前面以外をダンボールや毛布で包んで、特に寒い時は電球式のヒーターを使えば良いとのことでした。 それで,ケージに毛布をかけてから100円ショップで購入したホットカーペット用アルミ保温シート(90cm×180cm)をかぶせて、毛布を折り返して(毛布は長いので)毛布を2重状態にしてケージの保温を保つようにしました。
ヒーターは齧られないようにカバーのついた40Wの赤外線ヒーターをネットで1880円で購入して使ってます。赤外線ヒーターを気温が上がっても点灯し続けると温度が上がる過ぎて具合が悪いので 爬虫類用のサーモスタットを購入しました。多分,熱帯魚用でも問題ないと思いますが,大気用のほうが用途が近いし安心です。爬虫類用のサーモスタットはデジタル式で15℃以上での設定が可能です。

毛布をかぶせたケージ

カバーのついた40Wの赤外線ヒーター


ホットカーペット用アルミ断熱シートと毛布でケージを包んで赤外線ヒーターを使っても前面が開いているので,ケージ内がそれほど暖かくないのではないかと不安に感じて,前面に透明のカーテンを取り付ける事にしました。
100円ショップ(ダイソー)で何か良いものが無いかなと探していたら,ちょうど良いものが見つかりました。
ジョイントラックCHシリーズという棚の透明シートなのですが,材質がPVCでサイズが435×178mmで厚さが1mmです。
3枚でちょうどケージの前面を覆う事ができます。
ケージに取り付けるために直径25mmの2重リング(60円)を6個購入しました。
ジョイントラックCHシリーズという棚の透明シートの上部に穴を2個あけます。穴を開けるのはファイル用の2穴パンチを使いました。開けた穴に2重リングを通してケージの上部に取り付けます。
前面の扉を開ける場合は,透明シートをケージの上にめくります。2重リングで取り付けてあるので簡単にめくれます。
前面の中央に給水器を取り付けてあるので,中央のカーテンは細く2つに切って,ケージと給水器の取り付け部分は切り取っておきました。これで必要な時だけ簡単にカーテンを閉めたり,開けたりできます。うまく出来て,とても満足しています。
ケージ内の温度を保てるので,ヒーターの電気代節約にもなりです。
前面のカーテンをつけてヒーターを設置する場合はサーモスタットは必須です。
4回目の冬を迎えた年に、急に食欲が無く元気がなくなったので、うさぎの部屋に暖房をするようにしました。もうお年寄りなのかもしれません。

棚の透明シート

棚の透明シートの二重リング

透明のカーテン